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「シャンプー」「コンディショナー」は同じブランドにそろえないとダメ? 美容師の回答は?

シャンプーやコンディショナー、トリートメントを同時に購入するときは、同じブランドの商品にそろえた方がよいのでしょうか。美容師に聞きました。

「シャンプー」「コンディショナー」「トリートメント」は、同じブランドの商品を使用した方がよい?
「シャンプー」「コンディショナー」「トリートメント」は、同じブランドの商品を使用した方がよい?

 シャンプーの製造事業者の多くは、同じブランド内でシャンプーのほか、コンディショナーやトリートメントも販売しています。そのため、シャンプーとコンディショナー、トリートメントを同時に購入する際に、同じブランドの商品にそろえた方がよいのか迷うことはありませんか。

 シャンプーとコンディショナー、トリートメントは、同じブランドの商品を使用した方がよいのでしょうか。美容師の原木佳祐さんに聞きました。

セットで使うことで効果を発揮する商品も

Q.シャンプーとコンディショナー、トリートメントを同時に購入する際は、同じブランドの商品に統一した方がよいのでしょうか。

原木さん「必ずしも同じメーカーやブランドで合わせなければいけないというわけではありません。ただ、『セットで使うことでより効果を発揮できる』作用の商品があることも事実で、サロン専売品などは髪質やダメージなどに合ったものを使うことを推奨する場合もあります。

そのためサロン専売品のものは『保湿に特化したもの』『カラーダメージに特化したもの』など、メーカーや店舗のこだわりを感じられる商品が多いですね。

一方、市販品は、多くの人が使い心地をよく感じられるように商品設計されているため、『ライン使いをしたとしても、トリートメントだけちょっと物足りない』といったことが起こり得ると思います。そういった場合は、必ずしも同じブランドの商品にそろえる必要はなく、他のブランドの商品と組み合わせてもまったく問題ないですよ」

Q.いきなり他のメーカーの商品に切り替えてしまうことで、デメリットが生じることはありますか。

原木さん「デメリットというほどではありませんが、シャンプーやトリートメントはすぐに違いを実感できるものもあれば、香りぐらいしか変化したポイントがすぐに感じられないこともあります。

後者の場合は、使い続けていくうちに『以前とは違う』というポイントが現れてくると思うので、肌トラブルが起こらない限りは、しばらく使い続けながら様子を見ていただくのが良いのかなと思います」

Q.日本の商品と海外の商品を組み合わせても問題ないのでしょうか。

原木さん「問題があるというわけではありませんが、海外商品はあくまでその国に住んでいる人に向けたものであることが前提なため、注意が必要な場合もあります。

例えば、日本は軟水の地域が多い一方、海外は硬水の地域が多いという特徴があります。硬水はミネラルや金属イオンが多く含まれる水質のことで、日本の商品を使って硬水で髪を洗い流すと、パサつきや髪の硬さを感じることがあります。反対に、海外の商品を軟水で洗い流すと、ベタつきや泡立ちの悪さなどを感じるかもしれませんね。

必ずしも海外のものを使ってはいけないというわけではありませんが、特にシャンプー剤を日本で使う場合は、水質に合わせた商品を購入することをお勧めします」

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 メーカーによっては、シャンプーとコンディショナー、トリートメントをセットで販売していますが、必ずしも同じブランドの商品にそろえる必要はないということです。人によって「好き嫌い」「合う・合わない」はそれぞれ異なるため、自分にとってのベストな商品が見つけられると良いですね。

(オトナンサー編集部)

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原木佳祐(はらき・けいすけ)

美容師

美容師、パーソナルカラリスト認定講師、パーソナルカラリスト1級、骨格スタイルアドバイザー1級、色彩診断士。美容院では7年前から骨格診断とパーソナルカラー診断を取り入れ、日本で唯一診断の出来るヘアサロンを確立。 その後、顔タイプアドバイザー1級の資格を取り診断系をコンプリート。現在は表参道の美容院で現役サロンマネージャーとして活躍中。

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