冬に重宝する「電熱ウエア」 異常発熱でやけど&衣類焦げるケースも 事故を防ぐには?
電熱ウエアの着用時に異常発熱が原因でやけどを負う事故や衣類が焦げる事故が発生しているとして、国民生活センターが注意を呼び掛けています。
ベストやブルゾンなどの衣服に、電熱線による発熱体を内蔵させた「電熱ウエア」が、店舗や通販サイトで販売されています。寒い日に使用している人は多いのではないでしょうか。そんな中、電熱ウエアの着用時に異常発熱が原因でやけどを負う事故や衣類が焦げる事故が発生しているとして、国民生活センターが注意を呼び掛けています。
電線などに負荷をかけないよう注意
電熱ウエアは、モバイルバッテリーなどを使い、衣服に内蔵された電熱線を発熱させることで、温かくする製品です。着脱可能な発熱体を衣服の専用ポケットに入れるタイプの製品もあります。
国民生活センターによると、電熱ベストの着用時に背中にやけどを負い、水疱(すいほう)が生じた事故のほか、首元が焦げて、ベストや他の衣類に穴が開いた事故が発生しているということです。
そこで、国民生活センターは、「電熱ウエアは衣服に暖房機能を持たせた電気製品」だと説明した上で、着用時の事故を防ぐために、次のようにアドバイスしています。
・電熱ウエア内部の電線などに負荷をかけないなど、丁寧に扱い、異常を感じたらすぐに使用を中止する。
・取扱説明書および本体の注意表示には、「電線などに負荷をかけない」「高温となる環境で使用しない」などの記載がある。取扱説明書をよく読み、注意点を理解してから使用する。
・製造元や販売元、型式や機能といった仕様が明示された商品を購入する。
電熱ウエアの取り扱いには、十分に注意しましょう。
(オトナンサー編集部)
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