大学1、2年生600人が答えた「就職したいと思う企業・業種」ランキング発表 「公務員」を抑えた“民間企業初”のトップは?
第9回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・ 業種ランキング」が発表されました。民間企業で初めてトップとなったのは……。
企業の与信管理に関するクラウドサービスを提供するリスクモンスター(東京都中央区)が、「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」の調査結果を発表しました。
4位以下は「ネームバリュー」を意識?
同調査は今回で9回目。2023年8月18日から同月23日、全国の大学1年生および2年生の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。600人から有効回答を得ています。
1位に選ばれたのは「任天堂」(回答率6.7%)。第1回調査から前回調査までトップ2を占めていたという「公務員」の牙城を崩し、民間企業初のトップとなりました。なお、2位が「国家公務員」(同6.0%)、3位が「地方公務員」(同4.5%)と続いています。
以下、4位「ソニー」(回答率4.3%)、5位「グーグル(Google)」(同4.2%)、6位「資生堂」(同3.7%)、7位「パナソニック」(同3.5%)となりました。
その他の順位変動としては、「日本赤十字社」(75位→20位)、「イオン」(53位→13位)などの企業が大きくランクアップしています。
就職したい企業の選択理由について聞いたところ(自由回答)、1位の「任天堂」は「ゲームが好きだから」「親しみがあるから」「人々を楽しませたいから」といった、製品への親しみを選択理由とする意見が多いのに対し、2位の「国家公務員」と3位の「地方公務員」は共通して「安定しているから」という意見が多く、志向の相違がみられる結果に。「国家公務員」や「地方公務員」については、「教師になりたい」「故郷に恩返ししたい」など、学校教育や地元に関わりたいという意見も多く上がっています。
4位の「ソニー」、5位の「グーグル」、6位の「資生堂」では、「製品・サービスが好きだから」の他、「世界の技術力」「有名企業」「知ってる企業だから」などネームバリューを意識した意見が多くみられる結果となりました。
調査結果を受けて、同社は「近年、少子高齢化などに起因する労働力不足対策の一環として、企業はインターンシップなどを活用し、新卒採用開始を年々早めているといわれています。学生にとっては、その本分である学業がおろそかにならない範囲であれば、来る将来に向けて自らの就職先の検討を進めることは有効ともいえますが、急いて事を仕損じることのないように、企業研究などを入念に行いながら就職先を十分に吟味して最良の選択をしてほしいものです」とコメントを寄せています。
(オトナンサー編集部)
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