「美容院専売」シャンプーと「市販」のシャンプー、どう違うの? 美容師に聞いてみた
シャンプーには、ドラッグストアなどで購入できる「市販品」と、美容院で購入できる「美容院専売品」があります。この両者にはどんな違いがあるのか、美容師に聞いてみました。
さまざまなメーカーから販売されている「シャンプー」。ドラッグストアなどで、多種多様な市販品を購入することができます。一方、美容院では、ドラッグストアでは見かけない「美容院専売」のシャンプーが販売されていることがあります。シャンプーにおける「市販品」と「美容院専売品」の違いとは何なのでしょうか。美容師の原木佳祐さんに聞きました。
「自分に合っている」と思うものを使って
Q.美容院で購入できるシャンプーと、市販品のシャンプーには、どのような違いがあるのですか。
原木さん「美容院専売のシャンプーは、美容院が主体となって開発やプロデュースを進めている商品です。美容師目線で作られているので、値段は高めになってしまいますが、成分は高品質で充実しているものが多いですね。
また、美容院のこだわりや得意分野が反映されていることも多く、例えばトリートメント重視の美容院では、ケアトリートメントの成分が豊富なプロダクトが商品化されている、といった具合です」
Q.美容院専売のシャンプーを使っていて、途中で市販品に切り替えても問題ないのでしょうか。
原木さん「市販品のシャンプーは、誰でも洗いやすいように、洗浄効果の高い商品が多いです。しかしだからといって、それを使ってはいけないというわけではありません。シャンプーをしていて『使い心地が変わったな』と実感することはあるかもしれませんが、途中で切り替えることについては特に問題ありません」
Q.市販品ではなく、別の美容院の専売シャンプーに切り替える場合はどうでしょうか。
原木さん「市販品と同じく、これも特段問題はないです。正直なところ、高くて良い成分の商品であったとしても、どうしても髪質や体質によって合うもの、合わないものが出てきてしまうのです。『髪がまとまらなくなったな』『パサパサしてきたかも』、また反対に『前に使っていたシャンプーよりもいいかも』といった変化は感じられると思うので、自分に合っていると思うものを使っていただければ大丈夫です」
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美容院で販売されているシャンプーには、その店独自のこだわりが詰まっているのですね。もし普段、市販品のシャンプーを使っていて「何だか合うものがなかなか見当たらないな」と思ったら、美容院専売のものを手に取ってみてもいいかもしれません。
(オトナンサー編集部)
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