スコット・イーストウッド、パシリム続編の撮影明かす「KAIJUが来てるぞ、怖いぞ!」
映画「パシフィック・リム:アップライジング」に出演するスコット・イーストウッドさんが来日。グリーンバックでの撮影やトレーニングなどについて聞きました。
映画「パシフィック・リム:アップライジング」に出演するスコット・イーストウッドさんが来日しました。同作は、地球を守るために環太平洋防衛軍が組織され、異世界からのKAIJUと死闘を繰り広げる大人気SF作品の続編です。オトナンサー編集部ではこのほど、イーストウッドさんへのインタビューを実施。前作の感想やグリーンバックでの撮影、日頃のトレーニングなどについて聞きました。
ゴジラやウルトラマンを見て育った
Q.前作の「パシフィック・リム」の感想をお願いします。
イーストウッドさん(以下敬称略)「もともと映画館で見ていて大ファンでした。僕は小さい時からゴジラやウルトラマンを見ていて、日本の映画の影響を受けて育ちました。パシフィック・リムもクールなアプローチだと思ったし、素晴らしい伝統のオマージュでもありながら、未来的なところも面白いと思いました」
Q.自然な演技が印象的ですね。演じる上で一番大切にしていることは何でしょうか。
イーストウッド「考えたら聞かれたことのない質問です。なるべくいつも自然体を心がけています。役者にとって一番難しいのはそこに何もせずに立っていることだと思います。立っているとついつい動きたくなります。演じる時は真実が響くようなるように心がけていますし、なるべくリアルに見えるようにしています」
Q.イーストウッドさんの演じるネイサンはとても真面目な軍人です。イーストウッドさんも駆け出しの頃は父親のイーストウッド姓ではなく、母親の姓を使っていらっしゃったとお聞きしました。ネイサンと共通点があれば教えてください。
イーストウッド「父親の姓を使わなかったのは若造だったからです。映画や演技がどういうものか学んでいる時期でもありました。でも、しばらくして、姓がどうとか関係ないと気がつきました。というのも、オーディションを受けなければいけないし、役を勝ち取らなければいけないからです。クリント・イーストウッドの息子ということを売りにしてほしくなかったし、自分の力で自分の道を切り開きたいと思っていました。でもイーストウッド姓を使い始めた今では居心地が良くなり、気にしなくなりました。ネイサンは、僕に比べるとはるかに規律正しい性格です。僕はユルイし、この姿勢(ソファーにもたれかかり、足を放り出す)からも分かるようにいつもリラックスしています。共通点としては、僕も実生活でパイロットでもあるし、指導者として高校生たちに愛のムチを振るうこともあります」
Q.KAIJUは実際にはそこにいないわけですが、どのように想像して演じられましたか。
イーストウッド「ジョン(ボイエガ)とデナイト監督と3人で夜ふけまで撮影し、フラフラになる日が多かったです。そういう時は、マイクを通して指示が来て『今KAIJUが来てるぞ、怖いぞ! 恐怖心を感じて』と言われ、それに応じて演技していました。前作を見ていたので世界観は理解しているし、それを足がかりにしていました。あとは、想像力を使うしかありません。自分の経験をうまく使って取り入れたり、怖かった時を思い出したりして演じました」
Q.怖かった瞬間は思い出せますか。
イーストウッド「秘密だから言いません(笑)」
Q.ワークアウトはどれくらいしていますか。
イーストウッド「普段からワークアウトは週5~6日していて、ウエイトだけじゃなく、柔術やムエタイ、サーフィン、水泳などを組み合わせています。あとは、演じる役によって変わるので、体を作らなければいけない時はジムなどに行く回数を増やしています。だいたい週2~3回はヨガのセッションを入れて、柔術も週2~3回、ムエタイは1~2回、ジムは3~4回と組み合わせています。でも、体を使うのが好きなので苦痛ではないです。ライフスタイルの一環であり、生活する上で気持ちを上げてくれます」
Q.インスタグラムを拝見して日本を楽しんでいらっしゃるのが分かりました。覚えられた日本語はありますか。
イーストウッド「『ありがとう』だけです(笑)」
(エンタメチーム)
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