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コツメカワウソやスナネコ、かわいい野生動物たちの「ウラのカオ」衝撃映像公開

コツメカワウソやスナネコといった6種類の野生動物の「裏の顔」を紹介する“衝撃映像”が、8月9日からネット上で順次公開されています。動物たちの保護を訴える狙いです。

かわいいコツメカワウソの「ウラのカオ」とは?(WWFジャパン提供)
かわいいコツメカワウソの「ウラのカオ」とは?(WWFジャパン提供)

 コツメカワウソやスナネコといった、動物園で人気があり、しかも「ペットとして飼いたい」という声もある6種類の野生動物の「裏の顔」を紹介する“衝撃映像”「飼育員さんだけが知ってる あのペットのウラのカオ」が、8月9日からネット上で順次公開されています。公益財団法人「世界自然保護基金(WWF)ジャパン」(東京都港区)が、国内の動物園4園と協力して行っているキャンペーンの一環で、「一見、かわいいけれど、ペットとして飼うのは難しく、しかもペット化が絶滅の危機を招いてしまう」動物たちの保護を訴える動画です。

野生動物の「ペット化」危うさ訴え

 8月9日公開の動画は「コツメカワウソ」がテーマ。鶏の頭を骨ごと豪快に食べたり、甲高い声で鳴いたり、ふんをまき散らしたりする姿を紹介。もし飼うとすれば、自由に泳ぎ回れる広い水場(12平方メートル程度)が必要なことや、その水道代が月10万円以上かかること、病気になった際、犬や猫と違って医療情報が少ないため、対応できる獣医師がほとんどいないことなども解説しています。

 最後に、ペットブームによる密猟・密輸などで、コツメカワウソが絶滅の危機にあると説明し、「動物を愛するあなただからこそ、ペットにしても幸せにできない動物がいること、知ってください」と呼び掛けています。

 8月16日からはショウガラゴ、8月23日からスローロリス、8月30日からフェネック、 9月6日からコモンマーモセット、9月13日からスナネコの動画を公開。最終的には6種類の動物を見られるようになります。動画の撮影は、井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)、上野動物園(東京都台東区)、京都市動物園(京都市左京区)、那須どうぶつ王国(栃木県那須町)で行われました。

 WWFジャパンは「野生動物のペット飼育は、『絶滅の危機につながる』『密猟・密輸を招く』『感染症の病原体保有の可能性』『動物福祉の実現が困難』『外来生物のため、在来種に悪影響を与える恐れ』という5つのリスクがあると知ってほしい」と呼び掛けています。

 動画はWWFジャパンのホームページ内特設サイト「飼育員さんだけが知ってる あのペットのウラのカオ」で見ることができます。

(オトナンサー編集部)

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