オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

普段「鶏皮」を捨てている人が理解できない…投稿に共感の声「鶏皮だけ買うくらい好き」、その魅力は?

「普段は捨てている鶏皮」という文章を目撃した人が「こいつとは何もわかりあえない」とツイート。「捨てるなんてとんでもない」などと共感する声が上がっています。鶏皮の魅力や調理のポイントとは――。

「鶏皮」の魅力や調理のポイントとは?
「鶏皮」の魅力や調理のポイントとは?

 SNS上で先日「鶏皮」に関する投稿が話題となりました。投稿者は、鶏皮から油を出す方法を探していたところ、「普段は捨てている鶏皮ですが」という文章を目撃。「ハァー!?!??!??捨てるの!???!????」と思い、「こいつとは何もわかりあえないと判断」したといいます。これに対し「捨てるなんてとんでもない」「鶏皮だけ買ってきて食べるくらい好き」「おいしいけど、カロリーめちゃ高いから迷う」「焼くと大量の油が出て戸惑った」など、さまざまな声が上がっています。

 鶏皮の知られざる魅力や調理のポイントとはどのようなものでしょうか。オトナンサー編集部では、料理研究家で管理栄養士の関口絢子さんに聞きました。

コラーゲン、ナイアシン、ビタミンK

Q.栄養面や美容面で、鶏皮は魅力的な食べ物だと言えるでしょうか。

関口さん「鶏皮は100グラムあたり513キロカロリーと、脂質が半分近くを占める高カロリー食材なので食べ過ぎは禁物ですが、鶏の脂肪にはオレイン酸が含まれており、悪玉コレステロールを下げたり便秘を改善したりするのに役立ちます。また、コラーゲンが豊富で、ナイアシンやビタミンKも多く含んでいます。ナイアシンは二日酔い予防や糖の代謝、粘膜や皮膚の健康に役立ちます。ビタミンKは血液の止血凝固に関係し、骨の健康に役立つ栄養素です」

Q.鶏皮を調理する際のポイントやオススメのレシピを教えてください。

関口さん「鶏皮と身の間にある、黄色いプヨプヨとした脂肪を取り除くことでカロリーを抑えることができます。皮付きの肉の場合、皮目から火を通すとパサつきを防いでしっとりと仕上がるため、調理時は皮を付けておいた方が便利です。余分な脂が落ち、パリッと仕上げれば香ばしさがプラスされますし、脂が抜けた鶏皮自体もヘルシーに食べられます。食べ方としては、湯がいて細切りにした鶏皮と千切りキュウリをポン酢と合わせた和え物や、串に刺して香ばしく焼き、塩と山椒を振った焼き鳥、生姜醤油で漬け込んでから、小麦粉をまぶして揚げた唐揚げがなどがオススメです」

【鶏皮とキュウリの和え物】

<材料(2人分)>

 鶏皮1枚(約40グラム)、キュウリ1本、ポン酢醤油大さじ1.5~2、おろし生姜適宜

<作り方>

1.鶏皮は皮の内側の脂肪を取り除き、熱湯に入れてゆがく。水に取って洗い、食べやすい長さの細切りにする。

2.キュウリは千切りする。

3.鶏皮とキュウリをポン酢醤油とおろし生姜で和える。

YOSHIKEI(ヨシケイ)
YOSHIKEI(ヨシケイ)

関口絢子(せきぐち・あやこ)

料理研究家・管理栄養士・インナービューティースペシャリスト

米国栄養カウンセラー、ヘルスケアプランナー。企業やウェブサイトなどの各種メディアで、レシピやコラム、企画提案などを行う。斬新なアイデアやニーズを捉えた企画が人気を博し、CM用のフードコーディネートやフードスタイリング、商業施設のフードプロデュースなど多岐にわたり活動。「毎日続けられること」をモットーに簡単・おいしい・おしゃれ、かつ美容と健康に直結したレシピを発信。自らの体調不良を食で克服した経験から執筆した著書「キレイになる!フェロモンレシピ」で「食から始めるアンチエイジング」をテーマに、女性が一生輝き続けるための食事法を紹介。セミナーや女性誌の特集で人気を集めている。

■オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/ayako-sekiguchi/
■YouTubeチャンネル「管理栄養士:関口絢子のウェルネスキッチン」(https://www.youtube.com/channel/UC6cZRYwUPyvoeOOb0dqrAug

コメント