「母国ウクライナ守るため」五輪メダル売却、是か非か 専門家の見解は?
メダルは返却すべきなのか?
Q.ネット上では、買い取った人が後日、選手にメダルを贈る(返す)ことを期待する声もあります。メダルは最終的にどのようになるのが望ましいのでしょうか。
江頭さん「購入した人には、さまざまな考えがあっての行動でしょうから、第三者がとやかく言うことではありません。メダルを返却すれば『美談』になりますが、私たちはメダル売却が『美談』を生む背景にある『悲劇』に注目すべきです。
理想論になりますが、ウクライナからオークションにかけられたメダルを集めて、スイスのIOC本部にあるオリンピックミュージアムに展示すべきだと思います。侵略戦争の被害にあったメダルとして。平和を願うIOC理念に基づき、二度と起きてはならない悲劇の証拠として。処分の決断をしたアスリートの声と、購入した人の声を展示し、メダルの所有権は購入者に残したまま、博物館がお借りして展示するのです。そして、処分せざるを得なかったアスリートには、IOCから再度授与するのがいいのではないでしょうか。
ロシアによるウクライナ侵攻を、国際社会はまだ止められていません。欧米各国は経済制裁を発動し、早期停戦を勧告していますが、軍事的介入はリスクが高く、踏み切れていません。
メダルのオークション出品という出来事を、どう捉えるべきなのか。一日でも早く戦争を止める材料にするには、どうすればいいのか。日本のスポーツ関係者にも考えていただきたいです。中学、高校、大学などのスポーツ指導者の皆さん、練習前にチームで議論してみてください」
(オトナンサー編集部)





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