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奈緒、中村アン、瀧内公美…ドラマに欠かせない「助演女優」たちの魅力

中村ゆりさんはポスト木村多江?

「おじキュン」という言葉が広まり、最終回の視聴率が19.6%を記録するなど前クールで多くの話題を集めたドラマ「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)で、多部未華子さん演じる主人公の同僚で親友役を務めた高橋メアリージュンさん。

 高橋さんは2004年4月に雑誌「CanCam」の専属モデルとなり、以降、モデル業やCM、バラエティー番組を中心に数多く出演。2012年ごろからは女優活動も精力的に行い、今年は「私の家政夫ナギサさん」の他、「オペレーションZ~日本破滅、待ったなし~」(WOWOW)、「行列の女神~らーめん才遊記~」(テレビ東京系)、「書類を男にしただけで」(TBS系)などの作品に出演しました。

 高橋さんについて、田幸さんは「見た目とは裏腹に、身近にいるような存在感を醸し出すのがうまい女優」と評します。

「きれいで派手な見た目をしているので、男勝りで勝ち気に見えるイメージの一方、実は純粋で繊細な一面を持つギャップのあるキャラクターを作中では演じることが多いです。身近にいる友人や同僚などに近しいものを感じますし、女性から好かれる親近感あるタイプの女優ではないでしょうか。これまでのキャラクターとは逆に、悪役や嫌われるような役どころに挑戦してみても面白いのではないかと思います」

 前クールのドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」(日本テレビ系)では冷静沈着で気の強い刑事、「私たちはどうかしている」(同)ではヒロインの母親にして殺人事件の容疑者を演じ、同時期に2つのドラマに出演していた中村ゆりさん。

 中村さんはバラエティー番組「ASAYAN」(テレビ東京系)で開催されたオーディションに合格し、デュオ・YURIMARIを組み、1998年に歌手デビューするも翌年解散。その後、2003年から女優活動を始め、2007年公開の映画「パッチギ! LOVE&PEACE」での演技が評価され、以降、多くの映画やドラマに出演しました。また、2019年から放送されている日本生命のCMでは、子育てと仕事に日々追われる女性の熱演ぶりが話題になるなど多くの作品でその姿を目にします。

 映画やドラマ、CMなど多方面で活躍中の中村さんについて、田幸さんは「作品によって見せる表情は違うものの、どこか薄幸な雰囲気を持っている女優」と評します。

「美しい顔を持つ中村さんですが影があったり、闇を抱えたりする役が多く、薄幸な雰囲気の役どころがとても似合います。木村多江さんのポジションを継ぐ存在になり得ると感じていますし、近しい雰囲気を持っています。今後はその美しい顔を崩した、狂気じみた役どころも見てみたいです」

 今クールは他にも、小池栄子さんや紺野まひるさんら助演として多くの作品で活躍し続けている女優の姿を見ることができます。

 また、前クール、「SUITS/スーツ2」(フジテレビ系)、「私の家政夫ナギサさん」の両作品で、ゲスト出演という立ち位置ながら、作品の鍵を握る役どころを演じた松本若菜さんも助演という立ち位置での活躍が光る女優の一人。「女性ファンが多く、女性が憧れる存在。今後は番手も上がるはずなのでもう少しじっくり見てみたいです」。

 確かな実力を備え、作品ごとにさまざまな表情を見せてくれる助演女優たち。彼女たちの存在が昨今のドラマ作りには欠かせないものになっています。

(オトナンサー編集部)

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田幸和歌子(たこう・わかこ)

ライター

1973年長野県生まれ。出版社、広告制作会社勤務を経て、フリーランスのライターに。Yahoo!公式コメンテーター「エンタメライター」。週刊誌・月刊誌・ウェブ等で俳優・脚本家・プロデューサーなどのインタビューを手掛けるほか、ドラマコラムをさまざまな媒体で執筆中。エンタメ記事は毎日2本程度執筆。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)、「KinKiKids おわりなき道」「Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき」(いずれもアールズ出版)など。

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