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ときめき&キュンキュンの嵐! 年下彼氏役が光っていた俳優5選

田幸和歌子さんが選ぶ「テレビドラマ●選」。今回のテーマは「年下彼氏役が光っていた俳優5選」です。

磯村勇斗さん、岡田健史さん(2020年10月、時事)、中川大志さん(2019年5月、同)
磯村勇斗さん、岡田健史さん(2020年10月、時事)、中川大志さん(2019年5月、同)

「○○年代を代表するラブストーリー」「△△役がハマる俳優」など、テレビドラマにまつわるさまざまなテーマについて、テレビドラマに詳しいライターの田幸和歌子さんが「●選」の形式で紹介、解説します。

 今回のテーマは「年下彼氏役が光っていた俳優5選」です。

“全裸待機”が話題、磯村勇斗さん

■磯村勇斗さん 「恋する母たち」(2020年、TBS系) 

 シングルマザーの石渡杏(木村佳乃さん)、キャリアウーマンの林優子(吉田羊さん)、キラキラしたセレブ妻の蒲原まり(仲里依紗さん)という三者三様の家庭環境を持つ母親たちの心の隙間に入り込む、別の男性との恋愛の行く末を描いた物語。

「優子と不倫関係に陥る役を演じた磯村さんのかわいらしい姿に、ときめいた方も多いのではないでしょうか」(田幸さん)

「見る人によっては、嫌悪感を抱くような側面もあったかもしれませんが、時折、子犬のように懐いてくるかわいい磯村さんを見ることができます。若さ故にガツガツいく姿とバリバリ仕事をこなす姿もいいポイントですし、特に第3話で放送された磯村さんの“全裸待機”シーンは多くの反響を呼びました」

■岡田健史さん 「中学聖日記」(2018年、TBS系) 

 片田舎の中学校を舞台に、婚約者がいながら、不思議な魅力を持つ10歳年下の教え子・黒岩晶(岡田さん)に引かれる女性教師・末永聖(有村架純さん)の“禁断の恋”を描いた物語。

「今ではさまざまな作品で活躍する岡田さんの俳優デビュー作で、初々しさと透明感あふれる姿が見られる作品です」

「作品自体は賛否両論ありましたが、岡田さんの大きな体と整った顔で、大人っぽくもありながら、子どものような一面を見せるアンバランスなところも注目の一つ。有村さんとのバランスも良く、見た目的にも演技的にも、作品の中で成長していく岡田さんの姿を見ることができます」

■神尾楓珠さん 「恋のツキ」(2018年、テレビ東京系)

 恋人との同居を始めて3年目に突入したものの、付き合った当初ほどのトキメキは感じられなくなっていた31歳の主人公・平ワコ(徳永エリさん)が、バイト先の映画館で出会った高校生・伊古ユメアキ(神尾さん)への恋に溺れていく姿を描いた物語。

「彫刻のような抜群に整った顔立ちで、ミステリアスな雰囲気を醸し出す目力の強さが非常に魅力的です」

「『シグナル』『アンナチュラル』で演じていたような薄幸な役柄が似合っていた神尾さんが、恋愛ドラマに出演したことでも注目を集めました。ヒロインとは年齢差こそありましたが、2人のロマンティックな出会い方を含めて、女性が思う理想的な恋愛のパターンにときめいた方もきっといたはずです」

面倒くさい年下男子、中川大志さん

■町田啓太さん 「美女と男子」(2015年、NHK総合)

 ひょんなことから、芸能マネジャーとなった沢渡一子(仲間由紀恵さん)が、工事現場で働くイケメンの向坂遼(町田さん)をスカウトし、芸能界という未知の世界に飛び込んだ2人は反発し合いながらも共に戦い、芸能界の頂点を目指す姿を描いた物語。

「『チェリまほ』での活躍が記憶に新しい町田さんですが、同作での初々しい姿が見どころの一つでもあります」

「最初は嫌味のあるキャラクターでしたが、一子と同じ目標を持つことで次第に愛情が芽生えていくなど、ストーリーが面白くて、もっと注目されていてもおかしくない出来の作品でした。町田さんの初々しい姿が貴重ですし、水泳シーンでの肉体美に注目する方も多かったのではないでしょうか」

■中川大志さん 「G線上のあなたと私」(2019年、TBS系)

 いくえみ綾さんの同名漫画をドラマ化した作品。寿退社間近に婚約破棄された主人公・小暮也映子(波瑠さん)が、たまたま聞いた「G線上のアリア」の生演奏をきっかけにバイオリン教室に通い始め、そこで繰り広げられる恋と友情を描いた物語。

「面倒くさい年下男子を演じた中川さんでしたが、それを上手に演じている姿はさすがの一言です」

「理屈っぽくて、ズバズバ正論を言うにもかかわらず、自分は傷つきやすいというキャラクターが印象的。也映子との面倒くさい者同士のやりとりが描かれていますが、次第に壁が取れて遠慮がなくなってきたり、恋愛だと自覚してからは表情が柔らかくなるなど、作中で変化していく様子も注目ポイントです」

(オトナンサー編集部)

田幸和歌子(たこう・わかこ)

ライター

1973年長野県生まれ。出版社、広告制作会社勤務を経て、フリーランスのライターに。Yahoo!公式コメンテーター「エンタメライター」。週刊誌・月刊誌・ウェブ等で俳優・脚本家・プロデューサーなどのインタビューを手掛けるほか、ドラマコラムをさまざまな媒体で執筆中。エンタメ記事は毎日2本程度執筆。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)、「KinKiKids おわりなき道」「Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき」(いずれもアールズ出版)など。

コメント

1件のコメント

  1. 初めて恋をした日に読む話の横浜流星さん忘れてます‼︎