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「冷房病」を甘く見てはいけない! その症状・原因・改善法を解説

毎日暑い日が続きますね。これといって思い当たるフシもないのに体調がすぐれない――。そんな原因不明の症状にお悩みの方は一度「冷房病」の可能性を疑ってみるべきかもしれません。

症状が深刻化することもあり油断できない

そもそも冷房病とは何か

 暑い夏に冷房は欠かせませんが、この冷房が原因で体調を崩すことがあります。いわゆる「冷房病」「クーラー病」です。冷房病というと軽く考えられがちですが、中には、深刻な症状に悩まされる人もいます。そのまま放置すると年々悪化して、前年よりもひどい症状が出ることも。これといった薬がなく、環境次第である点もやっかいです。女性や子どもに多いとされますが男性にも見られ、重症化して会社を辞めてしまう人もいます。

 ここでは、冷房病の原因や症状、対策などについて医師の尾西芳子さんに聞きます。

 そもそも、冷房病やクーラー病は医学的な正式名称ではありません。また、日本独特の発想であり海外では通じない言い方です。その正体は、外気の暑さと冷房の過度な冷えが引き起こす「自律神経機能不全」。昭和35年頃から見られ始め、近年は都心部のクーラー普及率が90%を超えていることから、誰もが発症しうる「現代病」と言えます。

 冷房病の症状としては、個人差こそありますが、体の冷えのほかに以下のような不調があります。

・頭痛
・肩こり
・腰痛
・腹痛
・疲労感
・食欲不振
・むくみ
・悪心、嘔吐(おうと)

 また、泌尿器疾患や婦人科疾患が起きることもあります。

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尾西芳子(おにし・よしこ)

産婦人科医(日本産科婦人科学会会員、日本女性医学学会会員、日本産婦人科乳腺学会会員)

2005年神戸大学国際文化学部卒業、山口大学医学部学士編入学。2009年山口大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学附属病院研修医、日本赤十字社医療センター産婦人科、済生会中津病院産婦人科などを経て、現在は高輪台レディースクリニック副医院長。「どんな小さな不調でも相談に来てほしい」と、女性のすべての悩みに答えられるかかりつけ医を目指している。産科・婦人科医の立場から、働く女性や管理職の男性に向けた企業研修を行っているほか、モデル経験があり、美と健康に関する知識も豊富。オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/yoshiko-onishi/)。