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自社は「甲」「乙」どっち? 今さら聞けない「契約書」の基礎知識

「反社会的勢力に関する事項」のサンプル

Q.リーガルチェックはどのタイミングで、どちらが行うべきなのでしょうか。

牧野さん「契約書の交渉・締結の流れは通常、一方の当事者が契約書のドラフトを他方の当事者へ提示し、他方の当事者は、内容をレビューした上で自分に不利な規定を修正し、対案を示します。これを繰り返して契約書の締結に至るのが一般的です」

Q.「反社会的勢力に関する事項」のサンプルはどのようなものでしょうか。

【サンプル】

第◯条 甲および乙は、反社会的勢力排除に関する指針に基づき、反社会的勢力との関係    を排除する措置を講じるものとする。乙は、本契約上の義務の再委託を実施する    場合には、再委託先にも同様の措置を講じさせるものとする。

  2  甲および乙は、相手方に対し、反社会的勢力排除のために要した費用および解除    等により被った損害の賠償を求めることができる。

(オトナンサー編集部)

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牧野和夫(まきの・かずお)

弁護士(日・米ミシガン州)・弁理士

1981年早稲田大学法学部卒、1991年ジョージタウン大学ロースクール法学修士号、1992年米ミシガン州弁護士登録、2006年弁護士・弁理士登録。いすゞ自動車課長・審議役、アップルコンピュータ法務部長、Business Software Alliance(BSA)日本代表事務局長、内閣司法制度改革推進本部法曹養成検討会委員、国士舘大学法学部教授、尚美学園大学大学院客員教授、東京理科大学大学院客員教授を歴任し、現在に至る。専門は国際取引法、知的財産権、ライセンス契約、デジタルコンテンツ、インターネット法、企業法務、製造物責任、IT法務全般、個人情報保護法、法務・知財戦略、一般民事・刑事。

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