自社は「甲」「乙」どっち? 今さら聞けない「契約書」の基礎知識
「反社会的勢力に関する事項」のサンプル
Q.リーガルチェックはどのタイミングで、どちらが行うべきなのでしょうか。
牧野さん「契約書の交渉・締結の流れは通常、一方の当事者が契約書のドラフトを他方の当事者へ提示し、他方の当事者は、内容をレビューした上で自分に不利な規定を修正し、対案を示します。これを繰り返して契約書の締結に至るのが一般的です」
Q.「反社会的勢力に関する事項」のサンプルはどのようなものでしょうか。
【サンプル】
第◯条 甲および乙は、反社会的勢力排除に関する指針に基づき、反社会的勢力との関係 を排除する措置を講じるものとする。乙は、本契約上の義務の再委託を実施する 場合には、再委託先にも同様の措置を講じさせるものとする。
2 甲および乙は、相手方に対し、反社会的勢力排除のために要した費用および解除 等により被った損害の賠償を求めることができる。
(オトナンサー編集部)
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