代謝を繰り返す「ハロプロ」の変革期 2019年末からの変化を追う
ハロプロ研修生・ハロプロ研修生北海道のメンバーをフィーチャー
卒業を選ぶメンバーも目立った一方で、デビューを目指すメンバーがフィーチャーされ始めたのも、今年の注目すべきトピックです。
現時点で、モーニング娘。’20、アンジュルム、Juice=Juice、つばきファクトリー、BEYOOOOONDSとトップグループ5組を擁するハロプロには、育成組織として、ハロプロ研修生とハロプロ研修生北海道がありますが、彼女たちのレギュラー番組が相次いでスタートしたことは、転換期を感じさせるものでした。
今年1月には、カンガルの番組枠を受け継ぎ、「ハロプロ研修生の只今ラジオ勉強中!!」(ラジオ日本)が放送開始。
さらに4月からは、「ハロプロ研修生北海道のHello! リアル☆スクール」(HBC北海道放送)がスタートした他、研修生たちの日々を追うテレビ東京系ドキュメンタリー番組「ハロドリ。」も始まりました。
定期公演を中心に確かめられてきた研修生たちの成長を、より身近に感じられるようになりました。
さまざまな変化がありますが、幾度となく繰り返してきたこのような“代謝”は、長年にわたって活動が続くハロプロの伝統でもあります。メンバーの卒業が相次ぐ半面、研修生たちがどのような形でデビューするのかなど、脈々と続く歴史の過程を味わえるのも醍醐味(だいごみ)です。
今後、各グループやメンバーがどう移り変わり、成長していくのか。その動向から目が離せそうにありません。
(編集者・ライター カネコシュウヘイ)
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