市井紗耶香に聞く、アイドル発掘プロジェクトにかける思い 目指すアイドル像は?
11月1日に「市井紗耶香アイドル発掘プロジェクト!!」を発足させた市井紗耶香さんら4人に、プロジェクト発足のきっかけや目標などを聞きました。
1998年5月から約2年間、モーニング娘。として活躍し、現在は4児の母でありながら、さまざまな活動を続ける市井紗耶香さん。11月1日には、「市井紗耶香アイドル発掘プロジェクト!!」を発足させ、アーティストマネジメントを行う水城貴志さん、自身もアーティストとして活動する傍ら、多方面でプロデューサーとして活躍するJINさん、サウンドプロデューサーの堀越亮さんと共に、アイドルの発掘・育成を行っていくことを発表しました。
オトナンサー編集部では、市井さんと水城さん、JINさん、堀越さんに単独インタビューを実施。プロジェクト発足のきっかけや目標、市井さんの活動の哲学などを聞きました。
元トップアイドルがアイドルをプロデュース
Q.プロジェクトは、いつごろから構想していたのでしょうか。
市井さん(以下敬称略)「約18年ぶりにモー娘。のライブ『Hello! Project 2018 SUMMER』(2018年)に出演させていただいたことが最初の起点です。ハロプロのクオリティーの高さに改めて驚かされましたし、日本のアイドルという分野が、私が当事者としてやっていた頃から大きく変化しているんだなとも感じました。
しばらく音楽業界からは離れていましたが、時間がたって、俯瞰(ふかん)してアイドルという存在を見ることができるようになった今、昔、トップアイドルを経験した本人(市井)が、その経験を生かしてアイドルをプロデュースしたらどうなるんだろう、それってすごくいいものができるんじゃないっていう話をJINさんとしていて。それは面白いから絶対に一緒にやろうということになったんです」
Q.プロジェクト発足からオーディションを発表するまでの動きが早いですね。
JINさん(同)「プロジェクトメンバーが初めて集まるキックオフミーティングは“市井”を1位に置き換えて、11月1日に行ったんですが、10月初めにはその話をしていて水面下での準備は始まっていました。令和1年11月1日11時、市井がアイドルをプロデュースし、1位を目指していく。これが今回のプロジェクトの目標で、コンセプトです。ちなみに、公式発表も“市井紗耶香”にちなんで11月11日の11時38分に行いました」
Q.「1位を目指す」とは具体的に。
JIN「全部です(笑)まあ、ここでの1位は語呂合わせの要素が強いので、本来の目的は、誰でも名前を聞けば知っている、そんな国民的アーティストを作るということです。とはいえ1位は狙います。まずは、インディーズランキング。そして、しっかり力をつけて、総合ランキングやさまざまな分野での1位に挑戦していきたいですね」
Q.オーディションの応募条件ですが、年齢は30歳までと幅広いです。どのようなアイドルを育成するのでしょうか。
市井「応募条件を30歳までにしたのは、その可能性を年齢で狭めてしまうのはもったいないと考えたからです。私も14歳でモー娘。に加入した当時、10歳年上の裕ちゃん(中澤裕子さん)と一緒でしたが、たとえ年齢差があっても、メンバーが気持ちを一つにして、あれだけの記録を残すことができたのは事実です。
30歳という年齢制限は、このプロジェクトにとって大きな財産になると思っています。実際に今回、歌手になる夢を諦めて一度就職したにもかかわらず、最後のチャンスと応募してくれた方もいます。その気持ちを受け取って可能性を広げていくことが、私たちの役割だと思っています」
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