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パンデミックな日常、モノを買いだめしてはいけない理由

コロナ禍の今、近著に「死んでも床にモノを置かない。」がある整理収納コンサルタントの須藤昌子さんに、整理整頓のコツを伺います。

スーパーでレジ待ちをする買い物客(2020年3月、時事)
スーパーでレジ待ちをする買い物客(2020年3月、時事)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、さまざまなイベントが中止に追い込まれています。こんなときこそ、今まで先延ばしにしてきた家の中の整理整頓を始めるといいでしょう。クローゼットを見直して、使わない書類の整理をすると気分がすっきりします。しかし、整理整頓をしても、すぐ部屋が散らかってしまうという人は少なくありません。

 今回は、整理収納コンサルタントとして活動されている須藤昌子さんに整理整頓のコツを伺います。近著には「死んでも床にモノを置かない。」(すばる舎)があります。

死んでも床にモノを置かない

 たまに張り切って掃除をしても、すぐ元通り。そして、次に掃除をするのが1カ月後、というのはよくある話です。であれば、最初から部屋が散らからないように生活をすればいいのです。片付け上手は自然にそれができているから、頑張る必要がありません。

「片付けたいけれど、どこから手をつけていいか分からない。そんな悩みをよく聞きます。2つの『片付けられない』状態に気付きます。一つは、空間がうまく使えず、収納部分は空いているにもかかわらず、モノがあふれている状態。もう一つは、収納にモノがパンパンに入っていて、棚や床にモノが散乱し、足の踏み場もない状態です」(須藤さん)

「それぞれの場所にモノがたくさんあると、歩くことも危険な場合がありますし、お掃除をすることもできません。そんな方におすすめのルールが『死んでも床にモノを置かない』というものです。これは、多くの片付け上手が当たり前にやっているルールです」

 とても簡単なことで、買ってきたもの、着替えた服、飲み終わったペットボトルなど、すべてのモノを「床には置かない」と決めることだけです。確かに、これなら簡単にできそうです。

「もちろん、最初は置く場所に困り、どこに置こうか決めていないことで、机や棚にモノを置いてしまうかもしれません。ただ、一番大事なのが、死んでも床にモノを置かないぞと目標を決めることです」

なぜ、床にモノを置いてはいけないのか

 須藤さんによると、置いてはいけない理由はとてもシンプルです。床にモノがない状態を維持できれば、掃除や整理が一気に楽になるからです。

「私は以前から、片付けやお掃除はキライではありませんでした。1日の時間には限りがあります。主婦としての家事の時間はできるだけ短く、効率的に終わらせたい。だから、『いかに、お料理を楽でスムーズにこなすことができるか』『お掃除を楽に早く、しかも、部屋をきれいに保つことができるか』を考えるようにしました」

「その結論が『床に絶対にモノを置かない』というルールでした。わが家の床に置いてあるモノは、家具や観葉植物だけ。それ以外は、引き出しや棚に収納しています。数少ない棚や家具だけの床のお掃除は、本当に楽です。何に妨げられることなく、スルスルッとお掃除道具を滑らせるだけです」

 毎日掃除をする人は、次のように考えると分かりやすいでしょう。無駄な掃除の時間をかけていたと想定してください。1日10分なら1カ月で約300分(5時間)、1年で約3650分(60時間)。これでは、掃除をするのが面倒になり、続かなくなってしまいます。

「そう考えると、短い時間で、労力は少なく、楽しく過ごすことができたらと思います。散らからない家や部屋にするためにも、お掃除を簡単に終えるためにも、床にモノを置かないことが大事な『やらないルール』なのです」

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尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

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