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昔は一生安泰、今は…「弁護士」は本当に“食えない職業”になりつつある?

よい弁護士の条件とは?

Q.仕事を依頼する際に、いい弁護士かどうかを見分けるコツはあるのでしょうか。例えば、ホームページを開設していない弁護士はあまりよくないのでしょうか。

佐藤さん「法律事務所によっては、テレビCMを流したり、SNS上で宣伝したりと、広告に力を入れているところもありますが、必ずしも『有名だからいい弁護士』とは言えません。事務所のホームページの有無も、弁護士の良しあしを判断する基準にはならないように思います。

各地の弁護士会が実施している無料相談会などを利用し、まずは直接弁護士に会って相談してみましょう。いい弁護士であれば誠実に話を聞いてくれますし、電話やメールの返事もスムーズにしてくれます。一方、『私に任せれば、絶対勝てる』など大きなことを言ったり、なかなか仕事に着手してくれなかったりする弁護士には注意が必要です」

Q.弁護士を夢見て、司法試験の勉強を進めている人もいるかと思います。弁護士を目指すにあたり、どのようなことを心掛けるべきなのでしょうか。

佐藤さん「司法試験の勉強は今も昔も変わらず、やはり大変です。そのため、『何のために法律家になりたいのか』という目的意識を強く持ち、コツコツ地道に努力する姿勢が大切だと思います。その姿勢は弁護士になった後も必要です」

Q.新型コロナウイルスの影響で、裁判の延期などの話を聞きます。弁護士の皆さんは今の時期、何をしているのでしょうか。

佐藤さん「弁護士会によって異なりますが、新型コロナウイルスに伴う法律問題に関して、臨時の無料電話相談を実施している弁護士も少なくありません。また、時間を短縮したり、人員を少なくしたりと感染予防の工夫をしながら、営業を続けている法律事務所もあります。中には、スカイプなどによるオンライン相談を実施している事務所もあります。

DV、虐待などの家庭内トラブル、企業経営や解雇の悩みが増える時期です。1人で悩まず、ぜひ、こうした相談窓口を利用してみてください」

(オトナンサー編集部)

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佐藤みのり(さとう・みのり)

弁護士

神奈川県出身。中学時代、友人の非行がきっかけで、少年事件に携わりたいとの思いから弁護士を志す。2012年3月、慶応義塾大学大学院法務研究科修了後、同年9月に司法試験に合格。2015年5月、佐藤みのり法律事務所開設。少年非行、いじめ、児童虐待に関する活動に参加し、いじめに関する第三者委員やいじめ防止授業の講師、日本弁護士連合会(日弁連)主催の小中高校生向け社会科見学講師を務めるなど、現代の子どもと触れ合いながら、子どもの問題に積極的に取り組む。弁護士活動の傍ら、ニュース番組の取材協力、執筆活動など幅広く活動。女子中高生の性の問題、学校現場で起こるさまざまな問題などにコメントしている。

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