担当者は「ペンギン」、鳴き声まで…スーパー各社、無機質なセルフレジを楽しくする企画
店員さんが対応せず、一見、機械的に見えるスーパーの「セルフレジ」ですが、楽しい工夫を凝らしているお店もあります。

スーパーやコンビニで買い物をした際に受け取るレシート。「担当者」という欄がある場合、レジ係の名前が入っているのが普通ですが、ふと、イトーヨーカドーのレシートを見ると「担当者:ペンギンさん」の文字が。レジにペンギンがいるわけもなく、担当者の愛称?と想像しつつ調べてみると、どうやらセルフレジのレシートが、いろいろな動物になっているようです。親会社セブン&アイ・ホールディングス(HD)の広報担当者に聞きました。
他に「ゾウ」や「ウサギ」も存在
Q.レシートに「担当者:ペンギンさん」と印字しているのはなぜでしょうか。
担当者「セルフレジを動物の名前にしており、その中で、どのレジでの会計かが分かるように印字しています」
Q.なぜ、セルフレジの「担当者」を動物にしているのですか。
担当者「お客様から親しみやすいようにするためと、他の一般レジと区別するため、動物の名前にしています」
Q.ほかにどういう「担当者」がいるのでしょうか。
担当者「ゾウ、ウサギ、パンダ、クマ、キリンなどがいます」
Q.いつから「動物」にしているのでしょうか。
担当者「セルフレジ導入時より実施しています」
Q.イトーヨーカドーのセルフレジすべてが動物名なのでしょうか。
担当者「一部のレジが、番号になっている店舗もあります」
Q.お客さんの反応は。
担当者「『かわいい』『分かりやすい』などのお声を頂いているようです」
鳴き声付きの「動物レジ」も

「動物レジ」は、首都圏と近畿地方で展開しているスーパー「ライフ」にも。こちらもセルフレジですが、買った商品のバーコードを読み取るたび、ウマは「ヒヒーン!」、ヒツジは「メエー」、イヌは「ワン!」、ネコは「ニャーオ」と「鳴き声」も付いています。運営会社のライフコーポレーション広報部の担当者に聞きました。
Q.セルフレジに動物の絵柄を導入したのは、いつからですか。
担当者「2008年から導入しました」
Q.何種類、どういった動物がいるのでしょうか。
担当者「6種類です。イヌ、ネコ、ヒツジ、ウマのほか、恐竜、近畿圏店舗のみですがウグイスもいます」
Q.動物の絵柄にして、さらに鳴き声も再現しているのはなぜですか。
担当者「お子さまにも楽しんで買い物をしていただけるように導入しました。そのため、お子さま用の踏み台も用意しています」
Q.導入店舗数は。すべてのセルフレジが動物の鳴き声付きなのでしょうか。
担当者「約50店で導入しています。すべてのセルフレジではなく、一部、通常のスキャン音のレジもあります」
Q.お客さんの反応は。
担当者「お子さまに好評です。楽しみながらレジ精算をしていただけていると実感しています」
(オトナンサー編集部)
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