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【漫画】生まれつき手に欠損のある娘 給食当番中、手元をじっと見つめる同級生が口にした“予想外の一言”

少しずつ自分に自信を持てるように

Q.この一件をきっかけに、娘さんの中で何か変化したことはありますか。

はんどあっとふっとさん「この出来事があったすぐ後、通っていた陸上教室の合宿があり、一緒の部屋になって初めて会うお友達たちに、『初めまして、私の右手は生まれつき指が3つなんですけれど、何でもできるので大丈夫です』と自分から説明したと聞きました。以前は自分から手の説明をすることなんて一度もなかったので、成長を感じました。他にも、『将来はステージでライブがしたい!』『ファンサもちゃんとする!』と夢を語ったり、自分を鏡でじっと見て『私ってかわいい』と言っていたり。この頃は料理のお手伝いが好きで、1人で作れるメニューもどんどん増えました。習い事にも1人で自転車で通うようにもなり、どんどん自分に自信をつけていっています。
あれから時がたち、娘は4月から中学2年になりました。中学校に入学したすぐの頃は、手を何となく隠している様子もありましたが、今では長袖を早々に脱ぎ捨て、部活ではノースリーブのユニフォームを堂々と着て走っています。秋の合唱祭では、なぜか全学年の中で1人だけ半袖シャツを着ていました。こんなふうに成長できたのも、きっと当時の同級生のお友達たちが、何も気にせずにありのままの娘と自然に接してくれていたからだな、と感じています」

Q.この先の娘さんの成長を、母としてどのように見守っていきたいですか。

はんどあっとふっとさん「思春期真っ只中の現在ですが、日常で困ることはなくなっています。誕生日には『50人からメッセージがきた』とうれしそうに話していたくらいお友達が本当に多く、今は心配や不安は何もありません。だんだんと親には本音を話してくれなくなる年ごろかなとも思いますので、親としてできることは本当に少なくなってきています。ただ今後、職業体験や高校受験、アルバイト、就職など、節目節目でもし困ったことがあったときは、全力で支えたいです。この先、壁にぶつかることがもしかしたらあるかもしれませんが、自分に自信を持って、これからも毎日を楽しんでいってほしいです」

Q.その後、創作活動や取り上げるテーマに変化はありましたか。

はんどあっとふっとさん「娘が小さい頃は、まだまだ私自身も心配が多く、全てが手探りだったので、日常の様子をそのまま発信していた感じでしたが、娘がどんどん成長して、今はもう私より頼もしいくらいなので、最近は漫画にする内容がぜんぜんなくて困っています(笑)。
ただ、もしこの漫画をちらっとでも目にしたことがあれば、いつかどこかで手に違いを持つ子と出会ったときの『びっくり』が減ると思うので、これからも娘との日常を発信していけたらなと思っています。
漫画以外での活動としては、2016年からずっと手の違いをテーマにした絵本を制作しています。プロジェクトをスタートしてから約10年、ようやく年内での完成が見えてきたところです。この絵本が幼稚園や小学校の本棚に置かれ、皆さんにも小さいうちから手足の違いを知っていてもらえたら。そんな未来を目指して出版まで頑張っていきたいと思っています」

(オトナンサー編集部)

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