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コンビニのコーヒーマシンで“50円分”高い飲み物を注いで逮捕…各社の不正防止策は?

コンビニのセルフコーヒーマシンで購入金額より50円高い飲み物を注いだとして、男性が窃盗の疑いで逮捕される事件があり、話題となりました。

セブン-イレブンのコーヒーマシン。左がカップの種類を自動検知する新型(セブン&アイ・ホールディングス提供)
セブン-イレブンのコーヒーマシン。左がカップの種類を自動検知する新型(セブン&アイ・ホールディングス提供)

 今年1月、コンビニエンスストアのセルフコーヒーマシンで購入金額より50円高い飲み物を注いだとして、男性が窃盗の疑いで逮捕される事件がありました。男性客は過去にも不正の疑いがあったため逮捕に至ったようですが、多くのメディアで報道され、ネット上では「たった50円で…」などと驚きの声も上がりました。セルフサービスにおける不正の防止策はどうなっているのでしょうか。コンビニ各社と、ファミリーレストランの運営会社に聞きました。

コーヒーマシンの裏から確認

「セブンカフェ」を2013年に導入し、コンビニ業界におけるセルフコーヒーの先駆けとなったのはセブン-イレブンです。運営するセブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区)の担当者に聞きました。

Q.コーヒーマシンで、購入金額よりも高い飲み物を注ぐ不正行為は日常的に発生しているのでしょうか。また、不正利用の件数や被害金額は。

担当者「不正利用は、まれです。件数や被害金額は公表していません」

Q.不正利用を、どう見分けるのですか。

担当者「お客さまがどの飲み物を注いでいるか、コーヒーマシンの裏側から確認できるようになっています」

Q.間違って別の商品のボタンを押してしまった客がいた場合は。

担当者「対応は各店舗に任せています。どのような経緯で間違えたのか、お客さまに聞き取りを行った上で判断します。なお、昨年12月から、カップの種類を自動検知するセンサーを搭載した新型マシンを順次導入しており、押し間違いを防止することができます」

Q.間違って購入した客への対応マニュアルはあるのでしょうか。

担当者「さまざまなケースが考えられますので、マニュアルは作成しておりません」

Q.対応時に客が怒り出すなどのトラブルはありましたか。

担当者「特にありません」

 ファミリーマート(東京都港区)の担当者にも聞きました。

Q.不正行為はありますか。店員が不正を確認する方法は。

担当者「不正行為に関する報告は上がってきていません。確認方法については、回答を控えさせていただきます」

Q.意図的でなく、間違う場合もあるかと思います。間違いを防ぐために行っていることは。

担当者「会計時に店員が口頭で商品の確認を行っています。また、順次導入している新型のコーヒーマシンには、ボタン横に商品画像を設置しています」

Q.間違って別のボタンを押してしまった客がいた場合、どのように対応するのでしょうか。

担当者「ケース・バイ・ケースなので、回答は控えさせていただきます」

 ドリンクバーなどのセルフサービスを行うファミリーレストランではどうでしょうか。「ロイヤルホスト」などを運営するロイヤルホールディングス(東京都世田谷区)に聞きました。

Q.不正を確認する方法や対策は。

担当者「お客さまがドリンクバーなどを不正にご利用されるといったことは見受けられません。勘違いで利用される人もほとんどいらっしゃいませんが、勘違いをされている場合は、ご利用方法をご説明させていただきます」

「ガスト」などを運営するすかいらーくホールディングスはどうでしょうか。

Q.不正を確認する方法や対策は。

担当者「不正利用自体、あまり聞いたことがありません。過去に外国人が勘違いでドリンクバーを利用したというケースはありますが、詳細は控えさせていただきます」

 防犯上の問題もあるのか、詳しい回答を控える運営会社が多いものの、各社とも不正の有無は把握しているようです。人の目の有無にかかわらず、ではありますが、「たった数十円だから気付かないだろう」と不正行為を考えるのは禁物です。

(オトナンサー編集部)

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