オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

2切れ足すだけでタンパク質を“底上げ”  「かまぼこ」がダイエットの味方になる納得の理由

かまぼこにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。食品機能学研究者に聞きました。

かまぼこに含まれている栄養素とは?
かまぼこに含まれている栄養素とは?

 うどんや茶碗蒸しなどによく入れられる具材の一つがかまぼこです。かまぼこにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。ユーザーライフサイエンス(福岡県飯塚市)会長で、食品の効果を研究する食品機能学研究者の大貫宏一郎さんに聞きました。

腹持ちがよく食べ過ぎの予防につながる

Q.かまぼこには、どのような栄養成分が含まれているのでしょうか。また、かまぼこを食べるとどのようなメリットがあるのでしょうか。

大貫さん「かまぼこは、うどんや茶碗蒸しなどに入っていますが、普段はあまり栄養を意識することがないかもしれません。かまぼこの他にカニカマなどもありますが、高タンパク質、低脂質であり、ダイエット向きの食材の一つです。

かまぼこ1切れ(10グラム)当たり、1.2グラムのタンパク質が含まれています。微々たる量かもしれませんが、料理に紅白のかまぼこを1切れずつ入れるだけでタンパク質を2.4グラム上乗せでき、成人女性が1食当たりに必要なタンパク質の15%程度を摂取できます。2切れだけでは、タンパク質以外の栄養素は期待できる量になりませんが、タンパク質については小さな底上げになるでしょう」

Q.かまぼこを食べ過ぎると、体にどのような悪影響があるのでしょうか。また、1日にどの程度の量であれば食べても問題はないのでしょうか。

大貫さん「かまぼこは塩味がしっかりした印象のある味ですが、板かまぼこを1本単位で食べるようなことをしない限り、塩分が過剰になることはありません。

居酒屋で提供されている笹かまぼこを何枚も食べたり、カニカマが多く入った料理を多量に食べたりしない限りは、大きな問題になることはないでしょう。どのような食材でも食べ過ぎには注意ですが、かまぼこはタンパク質が摂取できるだけでなく腹持ちも良いため、適度に摂取すれば他の食品の食べ過ぎを防ぐことができます。バランスを心掛けて食べれば、毎日食べても問題ありません」

Q.栄養の面でかまぼこと組み合わせるとおすすめの食材はありますか。

大貫さん「かまぼこは、うどんに入れられることが多い印象がありますが、理にかなっていると言えるかもしれません。うどんに含まれているタンパク質は6グラム程度ですが、紅白のかまぼこ1切れずつ入れると、タンパク質を追加で2.4グラム摂取できます。

サラダにカニカマが入っていることもありますが、サラダの食材次第ではカニカマを入れることでタンパク質量が数倍に向上するケースもあるでしょう。タンパク質が少ない穀類や野菜類に加えることで、その不足を少しでも補うことができます。タンパク質には過度な食欲を抑える働きもあるため、ダイエットの縁の下の力持ちのように活躍してくれるかもしれません」

(オトナンサー編集部)

【要注意】「えっ…!」これが「血糖値」が上がりやすい食べ物&飲み物です(画像10枚)

画像ギャラリー

大貫宏一郎(おおぬき・こういちろう)

食品機能学研究者、ユーザーライフサイエンス会長

1974年、福岡県生まれ。京都大学農学部に入学後、博士号まで取得。その後、大塚製薬の研究員、京都大学医学研究科の助教、九州大学の准教授や客員教授、近畿大学の教授を経て独立。約20年前に創業した大学発ベンチャー企業を継続し、現在はユーザーライフサイエンス(福岡県飯塚市)の取締役会長に就任。学生時代から一貫して食と健康に関する研究を続けており、研究歴は約30年。自称、日本一の食品機能学(食と健康に関する学問)研究者。ユーザーライフサイエンス(https://userlife.science/)。

大貫宏一郎(おおぬき・こういちろう) 関連記事

もっと見る

編集部おすすめ記事

健康・ライフ 最新記事

健康の記事もっと見る

ライフの記事もっと見る

コメント