物事を「先延ばし」にする人、しない人の“決定的な差”とは 背景にある意外な要因&改善策を心理カウンセラーが解説
先延ばし癖を改善するには?
Q.物事を先延ばしにする癖がついている場合、どうすれば改善できるのでしょうか。有効な対処法について、教えてください。
うるかすさん「まず、先延ばしにしてしまっているやるべきことが、自分にとってこなすことが大変なことで、どこから手をつけたら分からないという状況だったとします。この場合は、やるべきことを大きな一つのまとまりとして捉えるのではなく、タスクをいくつか細かく分けてみて、取り組むハードルを下げてみる作業をすることをお勧めします。
細かく分けることでそれぞれのタスクについての優先順位をつけやすくなりますし、切り分けた中から実行しやすいタスクを見つけて、『まず1つだけやってみようかな』という心持ちにつながりやすくすることも期待できるでしょう。タスクが分散されることによって『失敗したらどうしよう』という不安感も軽減されやすくなります。
また、先延ばしが続く場合には、『今は何がつらいのか』『何を避けようとしているのか』といった自分の無意識の声に目を向けてみることも大切です。自分を責めるのではなく、本音を言葉にし、小さく始めてもよいと許可を出すことで、心の抵抗は和らぎやすくなるでしょう。
次に、ADHDなどの特性によって先延ばし癖がついてしまっている人は、作業する場所や自室などの環境を整えてみるのはいかがでしょうか。例えば、これから仕事を始めようとしているのに、机の上にスマホやゲーム機、お菓子など、他に興味が向いてしまうものが散らばっていると、集中することが難しくなりますよね。
先延ばしの原因になるようなものをなるべく見える場所から排除し、集中しやすい状態を作り上げてから作業を始めると、こなすべきタスクが明確になり、優先すべき事項が頭の中で整理されるようになります」
* * *
先延ばし癖は「だらしない」「意志が弱い」といった単純な理由ではなく、心の奥底にある心理的な側面によって起こるケースもあるということです。先延ばしにしている対象に対して、「何がつらいのか」「どうしてやりたくないのか」という心の声に耳を傾けてみるのもよいかもしれません。
(オトナンサー編集部)





コメント