【SNSの怪奇現象】なぜ今「おじさん」動画がバズるのか? 専門家が明かす“バズるおじさん”成功の法則
しかし、いざ自分がSNSを始めようとしたとき、多くの人が挫折してしまうのも事実です。YouTubeの世界では、登録者1万人に到達できるのは全体の約0.5%、10万人となると約0.3%に過ぎないと言われています。
内田さんは、挫折する人の最大の特徴として「初手からバズりを狙ってしまうこと」を挙げます。知名度のある芸能人が成功した企画を無名の一般人が真似しても、同じような結果は出にくいのが現実です。また、「これは絶対にバズる」と意気込んで一発勝負の投稿をし、期待通りの結果が出ずに落ち込んで辞めてしまうケースも少なくありません。
一方で、成功する人は最初から結果を急ぎません。内田さんは「地味に見えるかもしれませんが、まずは数を出すことが何より重要です。少なくとも100投稿を重ねなければ、何が視聴者に刺さるのかは見えてきません」と語ります。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」を実践し、試行錯誤を繰り返せる人ほど、結果的に成長していくのです。
では、具体的なテクニックとして何が重要なのでしょうか。内田氏は「視聴者が動画を見続けるかどうかは、ほぼ最初で決まります」と断言します。ショート動画ではわずか0.5秒、通常の動画でも最初の3秒で勝負が決まると言われています。
ここで効果的なのが、結論を先に提示したり、あえて常識を覆すような「違和感」を与える手法です。例えば「英語を覚えたければ、英語を聞くな」「本当に痩せたい人以外、見ないでください」といった言葉は、視聴者の思考を一瞬止め、「どういうこと?」と興味を引き出します。動画の冒頭は、単なる自己紹介の場ではなく、視聴者の感情を掴むための貴重な時間なのです。
情報はすでに世の中にあふれていますが、「誰が語るか」によって価値は変わります。例えば、元殊部隊隊員が教える筋トレや、年収300万のOLが2000万貯めた節約術など、「この人の経験だから聞きたい」と思わせる発信こそが、コアなファンを作ります。SNSは年齢や肩書きに関係なく、誰もが注目を集め、思いがけずヒーローになれる場所です。その構造を理解し、自分の得意なことと掛け合わせることができれば、次にスポットライトを浴びるのは、あなた自身かもしれません。
(オトナンサー編集部)





コメント