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V6はなぜ「勝利六人組」になるのか 外来語を訳す中国語のルール入門

中国語圏で言葉は「交流し、変化し、淘汰される」

 小金井さんによると、音訳された言葉の中には、アルファベットを使ったものもあるといいます。

 たとえば、「●拉OK」(●は「上」「下」を上下に組み合わせた文字)、「●◯A梦」(●は「口偏に多」、◯は「口偏に拉」)。日本人から見るともはや「文字化け」にしか見えませんが、これらは日本でおなじみの「カラオケ」「ドラえもん」です(!)。

 また中国語に直す際には、マイナスイメージがある漢字よりは、プラスの意味が出る漢字が選ばれるとのこと。前出の「コカ・コーラ(可口可楽)」のように、より多くの“良い意味”が込められた表現が採用されるといいます。

 中国では、国名や辞書の編集には国家機関が携わりますが、外来語の多くはその言葉を最初に使用したメディアや企業が「自由かつダイナミックに」作れるそう。ただし、広い中国語圏において、言葉はそれぞれの違いを超えて交流・変化し、時には淘汰すらされていくのだそうです。

 小金井さんは「中国語で表現された外来語の世界から、漢字の持つ面白さや奥深さを再発見してもらえたら」と話しています。

(オトナンサー編集部)

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小金井京子(こがねい・きょうこ)

日中学院専任講師

慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、日中学院専任講師として主に本科(専修課程)の授業を担当。同大商学部非常勤講師としても長年、中国語を教える。DHCの中国語教材作成に参加するなど多方面で活躍する。

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