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【悪用例つき】スマホアプリ「アクセスを許可しますか?」→何気ない「許可する」ワンタップに潜む危険…専門家が警鐘

安全なアプリ権限管理のためにできること

 多くのアプリでは、こうしたデータの利用権限について記載されていますが、長く難しい法律用語を使ってうまく隠されているのが現状です。日本のみならず世界でも、規約を読み飛ばす人が多いため、過剰に情報を収集されていることに気付かない人が多いのです。

「データの収集は、便利さの裏に隠れていることが多いです」と、ブリエディスさんは語ります。「でも、一度でも不要なアクセスを許可すれば、そのたびに自分のプライバシーの一部を差し出すことになります」。

 不要なアクセスを許可しないためには何ができるのか、ブリエディスさんが推奨する基本的な対策は次の5つです。

【設定画面でアプリごとの権限を確認】

必要最低限のアクセス権のみを許可し、不要な権限はオフにしましょう。特に、位置情報が「常に許可する」になっていないか、不必要にカメラやマイクのアクセスが許可されていないかを確認しましょう。

【バックグラウンド更新を無効に】

アプリが常にデータを更新する設定は、プライバシーリスクを増大させるため、可能な限り無効化するようにしましょう。

【信頼できるアプリを選ぶ】

アプリのプライバシーポリシーや口コミを参考に、公開されている情報をしっかり確認するのが重要です。

【OSとアプリは最新にアップデート】

セキュリティーの抜け穴を突かれないよう、定期的なアップデートは欠かさず行いましょう。

【プライバシーツール(VPN)の活用】

信頼性の高いVPNサービスを使えば、トラッキングや公共Wi-Fiでの情報漏えいのリスクを減らせます。

 個人情報保護に対する意識は高まりつつありますが、アプリの権限設定の重要性は見落とされがちです。何気なく「許可する」をタップする前に、各アプリが提示する利用規約や、プライバシーポリシーを必ずチェックしましょう。自分の情報を守るためにも、今回紹介した対策をぜひ実践してみてください。

(オトナンサー編集部)

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マリユス・ブリエディス

NordVPN 最高技術責任者(CTO)

デジタルセキュリティとプライバシーの分野で世界的に活躍し、NordVPNの最高技術責任者(CTO)を務める。IT業界で培った長年の経験を基に、技術革新とセキュリティ分野の発展をけん引。代表的なプロジェクトである「NordLynxプロトコル」は、WireGuardプロトコルを基に開発され、業界で最速かつ革新的なVPN技術として高い評価を得ている。キャリア初期にはQSTKやPythonを用いたプロジェクトやウェブ開発に携わり、現在はNord Securityで5つのチームを率いて企業の成長に貢献。講演やインタビューを通じてサイバーセキュリティーの知識を広めると同時に、謙虚さを忘れず学び続けることを信条としている。

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