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許せない…他人の「ルール違反」に怒りすぎる人の“特徴”とは? 心理カウンセラーが解説

他人のマナー違反やルール違反に過度に怒る人はどのような心理状態なのでしょうか。心理カウンセラーに聞きました。

他人のルール違反に過度に怒る人の心理状態とは?
他人のルール違反に過度に怒る人の心理状態とは?

 電車に乗ったときに通話をしている人や、高齢者に席を譲らない人に出会ったことはありませんか。こうしたルール違反やマナー違反の人を見かけると少し残念な気持ちになることがあります。中には「許せない」と必要以上に怒り出してしまう人がいますが、どのような原因が考えられるのでしょうか。ルールやマナーを守らない人に対して過度に怒りを感じる人の心理状態について、心理カウンセラーの平井綾乃さんに聞きました。

倫理観が強い

Q.「電車内で通話」「電車内で高齢者に席を譲らない」など、他人のルール違反やマナー違反について、過度に怒りを感じる人がいます。この場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。

平井さん「他人のルール違反やマナー違反に怒りを感じる人は『倫理観』が強い傾向にあります。『倫理観』というのは、人として守るべきことや善悪に関する観念です。社会生活を送る上では欠かせないものですが、人としてこうあるべきという思いや善悪にとらわれすぎると、自分にも他人にも厳しくなってしまいます。その結果、相手の違反を許せなくなり『勧善懲悪』したくなるのです。

またその怒りには『自分は我慢してルール違反しないようにしているのだから、あなたも我慢してみんなに合わせなさい』といった一方的な押し付けのメッセージも含まれていることが多いですね」

Q.自分が直接、被害を被ったわけではないのに、他人のルール違反やマナー違反につい必要以上に怒りを感じてしまう場合、どう対処したらよいのでしょうか。

平井さん「先述のように、世間一般の倫理観にとらわれすぎてがんじがらめになっている側面があると思われます。そのため、他人のマナー違反に必要以上に怒りを感じる人は『○○しなくてはいけない』という観念から解放される必要があるでしょう。周囲の人に正しさを求めたがるということは、裏を返せば、それだけ自分のしたいことを抑圧して周囲の人に合わせているのかもしれません。

社会的な望ましさという軸ではなく『自身の本音』という軸で動くことができれば、他人の自分本位な振る舞いにも、必要以上に怒りを覚えることは減るのではないかと思われます」

Q.他人のルール違反やマナー違反に過度に怒りを感じる状況を放置した場合、将来的にどのようなリスクが生じる可能性があるのでしょうか。

平井さん「総じて『自分らしく生きる』ことが自由にできず、常にどこか不満を感じやすいというリスクがあります。そして、自分もルールを我慢しているのだから他人も我慢すべきと強く思う状況が続くということでもあります。これは他人や世間の顔色を常にうかがっている状態なので、いつもどこか自信が持てない一面もあると思います。また、常に正しくやれているか気になりますし、当然情緒も不安定になりやすいでしょう。

対人関係も対等ではなく、評価する・される関係にとらわれるので信頼関係も築きにくいかもしれません。誰が決めたか分からない『正しさ』に縛られて、自分らしさが埋もれるリスクがあります。また、自分の思う『正しさ』を誰かに押し付けてしまった結果、エスカレートして汚い言葉で相手を誹謗(ひぼう)中傷したり、やりすぎなくらい激しく相手を責め立ててしまったりなどのトラブルが起きかねません。

そうならないためには、『よそはよそ、うちはうち』を今一度理解する必要があると思います。実害を被っていないのに相手に怒りたくなるときは、あなたが他人に対して我慢を要求したい気持ちが強すぎるのかもしれません。また、もし相手をずるく思うならば、あなた自身がルールに縛られて窮屈に感じているのかもしれません」

* * *

 他人のルール違反やマナー違反に対して過度に怒りを感じる人というのは「倫理観」が強い傾向にあることが分かりました。「こうあるべき」といった考えにとらわれてしまうと、自分だけでなく他人にまで厳しくなってしまうかもしれませんね。トラブルを引き起こす前に、こうすべきよりも「自分の本音」を大切にするよう意識してみてはいかがでしょうか。

(オトナンサー編集部)

【驚き】「えっ」 これが他人の「ルール違反」に必要以上にキレ出す人の“特徴”です

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平井綾乃(ひらい・あやの)

心理カウンセラー

https://tokyo-anone.com/

臨床心理士・公認心理師・キャリアコンサルタント
大学院修了後より精神科クリニックや、公立中学校(スクールカウンセラー)・大学学生相談室等でカウンセリング業務に従事し、小学生〜シニア層まで幅広い世代の相談を受ける。医療領域では精神分析を参考にした心理療法や心理検査のほか、休職者の復職支援、うつ病の先進技術(TMS治療)への心理療法などを経験。教育領域では、不登校や発達障害の子どもとの関わりや保護者・教員への助言を行う。キャリアコンサルタントとして成人のライフステージに応じたキャリア相談の経験も豊富。近年では特に不妊治療の心理カウンセリングに力を入れている。カウンセリングオフィス東京anone

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コメント

説得力がないですが へ返信する コメントをキャンセル

1件のコメント

  1. 毎週毎週不倫を婚外恋愛とか言い換えて正当化するオトナンサーさんが記事にしても説得力がないですが。