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空き巣犯は表札に“マーキング” 冬は事件が増加 “狙われやすい家”の特徴&防犯対策を元警視庁捜査官・刑事が解説

空き巣犯に狙われないための対策は?

 空き巣に狙われないためには、先述の空き巣が狙いやすい家の条件を打ち消していくことが必須です。その上で、防犯上取るべき対策を解説します。

 マーキングを見つけたら、まず写真を撮り証拠を残しましょう。そして、すぐに消します。マーキングを消さないと「マーキングされたことに気が付いてない=警戒意識が低い」と見られてしまい、空き巣犯から狙われやすくなります。

 通常、空き巣犯は非常に警戒心が高く、マーキングが消された時点で諦めます。しかし、消してもさらにマーキングされた場合は、空き巣犯は懲りずに狙っている証拠です。防犯カメラなど空き巣犯に見せる警戒を行うとともに、最寄りの警察署に相談しましょう。

 次に侵入しにくい家を作ることが大切です。一般的に、空き巣犯は玄関や窓などの出入り口から侵入します。無施錠は論外とし、ガラス破りなどの手口で窓からの侵入を試みる空き巣犯ですが、侵入にかかる時間が5分以上だと諦めるとされています。窓に貼る防犯フィルムや窓自体の強化によりその5分を稼ぐのが狙われにくい家につながります。

 その他の防犯対策については次の通りです。

(1)防犯ステッカーの貼り付け
(2)防犯カメラの設置
(3)センサーライトの設置
(4)窓ガラスを割れにくくする防犯フィルムの貼り付け
(5)補助錠の設置
(6)在宅時の施錠(マンションの高層階があえて狙われる事例も多い)
(7)現金を自宅に保管しない
(8)インターホンで対応する
(9)置き配を放置しない

 特に、闇バイト強盗については、家への侵入に関する対策を強化する必要があり、防犯フィルムの貼り付け、補助錠の設置が重要です。

 空き巣は12月、1月といった年末年始に向けて増加します。今一度、ご自身が「狙われやすい家」なのか振り返り、きちんと対策を行い、ご自身やご家族、大切な人を守るようにしてください。

(オトナンサー編集部)

【画像】空き巣が好んで侵入 これが“狙われやすい家”の特徴です

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稲村悠(いなむら・ゆう)

日本カウンターインテリジェンス協会代表理事/国際政治・外交安保オンラインアカデミー「OASIS」フェロー

 警視庁元警部補。警察学校を首席で卒業し、同期生で最も早く警部補に昇任。警視庁公安部外事課の元公安部捜査官として、カウンターインテリジェンス(スパイ対策)の最前線で多くの諜報活動捜査及び情報収集に従事、警視総監賞など多数を受賞。退職後は金融機関社内調査や調査委員会による不正調査従事を経て、経済安全保障や地政学対応コンサル、諜報活動対策支援や研修、安全保障・危機管理講師などで活躍中。多数のテレビ番組に出演しているほか、メディアで寄稿も行っている。著書「元公安捜査官が教える『本音』『嘘』『秘密』を引き出す技術」(WAVE出版)がある。

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