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パワハラで転職した男性が“天然”上司と外回りする漫画 「こんな上司が欲しかった」と反響

転職先の上司とのやり取りを描いた漫画が話題に。パワハラ上司のせいで胃痛と精神的ストレスに悩まされ、転職したサラリーマンですが…。

漫画「新しい上司はど天然(1)」のカット=いちかわ暖(@ichikawadan)さん提供
漫画「新しい上司はど天然(1)」のカット=いちかわ暖(@ichikawadan)さん提供

 転職先の上司とのやり取りを描いた漫画「新しい上司はど天然」がSNS上で話題となっています。パワハラ上司のせいで胃痛と精神的ストレスに悩まされ、転職したサラリーマン。その初日、新しい上司に対する不安のあまり胃痛に襲われてしまい…という内容で、「上司の必死さが伝わる」「こんな上司が欲しかった」「幸せな気分になれた」といった声が上がっています。漫画の作者に聞きました。

作者がパワハラに苦労した経験も

 この漫画を描いたのは、いちかわ暖(ペンネーム)さんです。2010年から漫画家として活動し、「しょぼしょぼマン」(スクウェア・エニックス、全4巻)、「小南正太郎、家から出るをはじめました。」(同、全3巻)などの単行本があるほか、SNS上で定期的に漫画を発表しています。

Q.この漫画を描いたきっかけは。

いちかわさん「連載中だった漫画の終了を告げられたことがきっかけです。新連載候補の第1弾として描きました。SNS上で発表したところ『続きが読みたい』という声が多かったので、必死で続きを描いております」

Q.過去にアルバイトなどでパワハラを受けたことはありますか。

いちかわさん「父が早くに他界し、母子家庭だったので裕福ではありませんでした。そのため、学生時代からさまざまなアルバイトや派遣の仕事を掛け持ちしていましたが、キツイ上司には何度も遭遇しました。しかし、生活を思うと我慢するしかなかったです。

一例ですが、事あるごとに『ぶっ殺す』などの発言をする方がいました。言われるたびに心臓がギュッとなっていたのですが、辞める覚悟でそういう発言はやめてほしいと本人に伝えました。本人はパワハラをしている気など1ミリもなく冗談のつもりだったそうで、以降はなくなりました。

このようなケースもありましたが、やはり伝えるのはかなりの勇気と覚悟が必要なので、パワハラ的な対応にはひたすら我慢するか、静かに仕事を辞めることが多かったです」

Q.漫画についてどのような意見が寄せられていますか。

いちかわさん「『こんな上司が欲しい』『かわいい』『癒される』などの感想を頂くことが多いです。今後もいろいろな方にそうした感想を持っていただけるよう頑張ります」

Q.3話まで発表されていますが、シリーズ化する予定はありますか。

いちかわさん「あります。今後はこちらの作品をメインで描いていく予定です。連載先は9月中には決めたいです。主任(上司)と桃瀬君(部下)をよろしくお願いいたします」

(報道チーム)

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