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九州育ちの作者が“法事”で疑問に思ったことを漫画に 「分かる」「確かに疑問」と反響

法事に行った時に疑問に思ったことを描いた漫画が話題に。母の代わりに父方の法事に出席した女性。食事を準備する時間となり、業者から届けられた料理を運ぼうとしたところ…。

法事に行った時に疑問に思ったことを描いた漫画のカット=工藤マコト(@m0721804)さん提供
法事に行った時に疑問に思ったことを描いた漫画のカット=工藤マコト(@m0721804)さん提供

 法事に行った時に疑問に思ったことを描いた漫画がSNS上で話題となっています。母の代わりに父方の法事に出席した女性。食事を準備する時間となり、業者から届けられた料理を運ぼうとしたところ、あまりの重さに驚き…という内容で、「分かる」「確かに疑問」「村社会の慣習はなかなか変わらない」「本当にあり得ない」などの声が上がっています。漫画の作者に聞きました。

以前から疑問に思っていたこと

 この漫画を描いたのは、漫画家の工藤マコト(29、ペンネーム)さんです。26歳の時に「小学館漫画賞」で佳作を受賞し、デビューしました。現在、漫画配信サイト「GANMA!」で「木曜日は君と泣きたい。」を連載中です。

Q.いつから漫画を描き始めましたか。

工藤さん「本格的に描き始めたのは22歳、就活中の時期でした。親が厳しく、漫画家を目指すのを反対されていたので諦めかけていましたが、ちょうど憧れていた漫画が最終回を迎えたので、『今、目指さなきゃ一生目指せない』と思ったのがきっかけです」

Q.この漫画を描いた理由は。 

工藤さん「お盆がきっかけです。以前から疑問に思っていたことを描いてみたいと思いました」

Q.おばさんの諦めたような表情を見た時、どのように感じましたか。 

工藤さん「言葉でうまく説明するのは難しいですが、モヤモヤとした気持ちになりました」

Q.漫画についてどのような意見が寄せられていますか。 

工藤さん「共感の声が多かったと思います。また『九州独特の』といった意見も多く、少し驚きました。田舎はどこもこんなものだろうと思っていましたので」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。 

工藤さん「まずは現在連載中の漫画を描き切りたいです。ツイッターに投稿している漫画は、あくまで原稿の息抜きとして描いています」

(報道チーム)

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コメント

2件のコメント

  1. 小学校の頃、思い切って祖母に聞いてみた。「ばあちゃん一番遅く寝て、一番早く起きて、ごはん作って、弁当作って、じいちゃんと一緒に畑に行って、ご飯作って、一番遅く寝て・・・・、じいちゃんその間酒飲んで風呂入って・・・・、なんで?そんなんでいいと?」       祖母の答え「まーだ足らんごとある。いざとなったら死なすとだもん、まーだ足らんとばいたぁ。」戦いが始まれば男はみんな出かけて逝った、たった70年前までの日本でした。

  2. 男性が戦争に駆り出されていた時期の暗黙の了解を令和の今もひきずっているのが
    九州の田舎なのだと理解した