祖父の家にいた“サル”との思い出を描く漫画 手をなでてくる姿が「かわいい」と反響
祖父宅にいたサルとの思い出を描く漫画が話題に。少女は、サルと一緒に散歩したり遊んだりしていますが、サルには秘密があり…。
祖父宅にいたサルとの思い出を描く漫画「沖縄のおじいちゃん家にはサルがいた話。」がSNS上で話題となっています。少女は、サルと一緒に散歩したり遊んだりしていますが、サルには秘密があり…という内容で「泣いた」「ほのぼのする」「手をなでている姿がかわいい」「絵柄が好き」などの声が上がっています。漫画の作者に聞きました。
過去の「思い出整理」きっかけに
この漫画を描いたのは、明(ペンネーム)さんです。2013年に漫画家デビューしました。看護師としての勤務経験もあり、現在は、ツアーナースの仕事も掛け持ちしています。「LICHT-リヒト-」などの作品があります。
Q.いつから漫画を描いていますか。
明さん「社会人2年目か3年目の頃です。もともと絵や物語が好きで、中学から小説をイラスト付きで書くようになっていました。大人になってからも、たまに書いていましたが、漫画はこの時初めて描きました。
看護師の仕事は大好きでしたが、体力的にも精神的にもつらく、真剣に続けるためには、仕事以外に趣味など私生活を充実させ、ストレスなどのコントロールをきちんとする必要があると考えました。
また、漫画家に憧れていたので漫画を描き始めました。漫画家としてデビューしたのは、看護師8年目の時です」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
明さん「先日、東京の母方の祖母が余命わずかだと分かり、自分や家族のために、祖母のことを漫画にして残しておきたい、祖母の余命宣告の悲しみに対する心の整理をしたいと考えていました。
自分の中で家族の思い出を整理していた時に、沖縄の父方の祖父のエピソードをたくさん思い出し、漫画に描きたくなりました。祖父は数年前に他界しています」
Q.当時はどちらに住んでいましたか。
明さん「もともと祖父と同じ町に住んでいました。その後、小学6年生の時に沖縄県内の他の町に引っ越しました」
Q.サルは何年生きたのでしょうか。
明さん「キッキ(サルの名前)は、父が子どもの頃に海外からやって来ました。私が中学2年生の頃まで生きていたので約30年です」
Q.漫画についてどのような意見が寄せられていますか。
明さん「『キッキちゃんはいい子』『我が家にも、幼い頃にサルがいた』『サルはあまり好きじゃなかったけど涙が出そうになった』といった意見を頂きました」
Q.今後、創作活動で取り組んでいきたいことは。
明さん「デビュー作『LICHT-リヒト-』では、命の輝きや看護師の経験を通して得たものを描かせていただきました。今後は看護を通して感じた命への思いや、看護という仕事の素晴らしさ、多様性、今後への期待などを漫画を通して伝えたいです」
(報道チーム)
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