オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

「暑さでジェルボールが溶ける」は本当? どう取り扱う? “真偽”をP&Gに聞いてみた

暑さでジェルボールが溶けたり、互いにくっつき合ったりすることはあるのでしょうか。P&Gジャパンの広報担当者に聞きました。

ジェルボールは暑さで溶ける?
ジェルボールは暑さで溶ける?

 洗濯用洗剤の一つに「ジェルボール」という製品があります。洗濯機にそのまま入れるだけで使用できるため、便利な製品です。一方、SNS上では「暑さでジェルボールが溶ける」「製品同士がくっつく」という内容の声が上がっています。

 暑さでジェルボールが溶けたり、互いにくっつき合ったりすることはあるのでしょうか。また、ジェルボールはどのように保管するのが望ましいのでしょうか。ジェルボールなどを販売する、P&Gジャパン(神戸市中央区)の広報担当者に聞きました。

適切に扱えば40度以上でも溶けず

Q.SNS上では、暑さでジェルボールが溶けたり、ジェルボール同士が互いにくっつき合ったりするという声が上がっていますが、実際にそのようなケースは発生しているのでしょうか。

担当者「当社が行った試験では、乾いた手で扱い、使用後に容器のふたを閉めるなど、ジェルボールを適切に使用・保管した場合、40度を超える温度でもジェルボールが溶けたり、互いにくっつき合ったりするといった事象は見られませんでした」

Q.では、ジェルボールを保管するときの注意点について、教えてください。

担当者「ジェルボールのフィルムは、水分や湿気に反応して溶けるように設計されています。そのため、蒸し暑い時期は本体の容器内を常に乾燥した状態に保つことが重要です。ジェルボールに関しては、次の注意点を守って使用、保管するようお願いいたします」

■高温多湿な環境を避け、乾燥した場所で保管する。
■ぬれた手でジェルボールを触らない。
■ジェルボールを取り出した後は、必ず容器のふたをきちんと閉める。

安全上の理由から、洗剤は食べ物と一緒に保管しないでください。また、お子さまや高齢者の手の届かない場所で保管することが極めて重要です。そのため、ジェルボールを冷蔵庫内で保管するのは避けていただくよう、強くお願いいたします。

これらの対策を行ったにもかかわらず、梅雨や夏といった高温多湿の時期などに、万が一、ジェルボールが互いにくっついてしまった場合、無理に引き剥がそうとせず、当社のお客さま相談窓口までご連絡するよう、お願いいたします。

「ぬれた手で触らない」「高温多湿の場所に置かない」「容器のふたを閉める」を守れば、基本的にジェルボールが溶けたり、くっつき合ったりすることはないということです。製品の劣化が不安な場合は、使用方法や保管方法を見直してみてはいかがでしょうか。

(オトナンサー編集部)

【画像で丸わかり!】P&Gが販売するジェルボール

画像ギャラリー

コメント