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「ヤクルトレディ」制度開始から60周年! “男性版”は存在する? キャッシュレス決済は可能? ヤクルト本社に聞いた

男性スタッフが、乳酸菌飲料「ヤクルト」の販売を行うことはあるのでしょうか。ヤクルト本社に聞きました。

乳酸菌飲料「ヤクルト400」(ヤクルト本社提供)
乳酸菌飲料「ヤクルト400」(ヤクルト本社提供)

 企業や個人宅向けに、乳酸菌飲料「ヤクルト」の販売を行う「ヤクルトレディ」と呼ばれる女性スタッフがいます。市街地でよく見掛けることから、ヤクルトの販売は、ヤクルトレディが行う印象が強いと思いますが、男性スタッフが担当することはあるのでしょうか。

 また、ヤクルトレディから商品を購入する際、クレジットカードや電子マネーを使うことは可能なのでしょうか。ヤクルト本社(東京都港区)の広報担当者に聞きました。

400人程度の男性スタッフが在籍

 ヤクルトは、1935年に発売されました。ヤクルト本社の担当者によると、当時、ヤクルトを販売していたのは女性ではなく、主に新聞の募集広告などを通じて入社した若い男性社員だったそうです。

 では、ヤクルトレディによる販売が始まったのは、いつ頃なのでしょうか。同社の担当者は「現在のヤクルトレディの元となった『婦人販売店』システムは、1963年に全国の事業所で導入されました。その後、ヤクルトレディによる婦人販売店システムが確立され、ヤクルトレディの人数が増えていくにつれ、男性販売員の数は徐々に減少していきました」と解説しました。

 今年で60周年を迎えたヤクルトレディですが、在籍人数について聞いたところ、「2023年3月末時点の在籍人数は、ヤクルトレディが約3万人、販売を担当する男性スタッフが約400人です」と教えてくれました。ヤクルトレディに比べると、人数はわずかですが、現在もヤクルトの販売を行う男性スタッフが在籍しているということです。

 では、男性スタッフに、ヤクルトレディのような名称はあるのでしょうか。担当者は「男性の販売員を示す名称は特にありません」と話しました。

 最後に、ヤクルトレディや男性スタッフから商品を購入する際、クレジットカードや電子マネー、バーコード決済を使うことができるかどうかを聞きました。

 担当者は「ヤクルトレディや男性スタッフから商品を購入いただく際ですが、クレジットカードや電子マネーによる決済には対応していません。ただ、2019年10月から『PayPay』や『楽天ペイ』といったバーコード決済サービスの導入を進めており、担当スタッフによっては、これらの決済サービスに対応している場合もございます」と回答しました。

(オトナンサー編集部)

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