転職で「年収が上がった」割合は? 経験者9000人超の“本音” 転職サイト“満足度ランキング”発表
転職サイト・転職エージェントの比較メディア「転職ハブ」が、「転職サービス利用の実態調査」を実施し、その結果を発表しました!
人材サービスのカケハシ スカイソリューションズ(東京都新宿区)が運営する、転職サイト・転職エージェントの比較メディア「転職ハブ」が、「転職サービス利用の実態調査」を実施し、その結果を発表しました。
「転職ハブ」は、各業界の転職環境やキャリア形成について、専門家への独自取材に基づいた情報を伝えています。
今回の調査は、1月17日から2月7日にかけて、過去8年以内に転職サービスを利用して転職した20〜60代の男女9347人を対象に、インターネットで行われました。
「転職が決まった転職サイトランキング」では、9347人のうち1574人が回答した「リクナビNEXT」がトップに。続いて、「マイナビ転職」「リクルートエージェント」「doda」「エン転職」という順番でした。自身で求人情報を検索して応募する「転職サイト」経由での転職が割合として大きいことがわかりました。
また、「転職サイト満足度ランキング」では、3位が「リクルートエージェント」、2位が「ビズリーチ」、1位が「JACリクルートメント」という結果でした。エージェント型の転職サイトが上位にランクインするという傾向でした。
さらに、「年収がアップした」転職サイトランキングも発表されました。3位は「JACリクルートメント」、2位は「ビズリーチ」、1位は「リクルートダイレクトスカウト」でした。同ランキングでは、ハイクラス向けの転職サイトが独占しました。
調査では、「転職によってかなえられたこと」に関するアンケートも実施されました。「全体的に希望とミスマッチがない転職ができた」という質問に、「YES」が30.3%、「NO」が69.7%という結果でした。
9347人の転職後の状況もランキング形式で公表されました。3位は「やりたい仕事に就けた」で26.7%、2位は「休日や残業時間などワークライフバランスが改善できた」で39.2%、1位は「年収が上がった」で47.8%という結果になりました。
これらの結果によれば、転職先の企業で、もし一つの希望をかなえられたとしても、全体的に満足できるような転職結果になるとは限らないといえそうです。自分にとって「転職でかなえたいこと」は何なのか、優先順位を明確にして転職活動に臨むことが大切だといえそうです。
同編集部は、調査結果を受けて「求職者が本来転職で得たいこととは『自分の希望に合った転職ができること』であり、転職サービスはあくまで手段です」と説明しつつ、「今回は『希望に合った転職ができたかどうか』という観点から、数ある転職サービスを調査しました。転職希望者には転職サービスという手段を選ぶ際のヒントとして、また転職者を求める企業には採用活動のための求人サービスを選ぶ際の参考データとして、この調査結果を活用してほしいと考えています」とコメントしています。
(オトナンサー編集部)
希望によって転職サイトは異なる? 「ワークライフバランスが改善した」「やりたい仕事に就けた」「成長できる環境に転職できた」サイトのランキング結果も!
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