「大人は懐かしいけどZ世代は知らないモノ」トップ10発表 3位「フラワーロック」2位「MD」…1位は?
「大人は懐かしいけどZ世代は知らないモノ」トップ10が発表されました。1位となったのは……。

キーボードアプリ「Simeji」を提供するバイドゥ(東京都港区)が、Z世代を対象に行った「大人は懐かしいけどZ世代は知らないモノ」の調査結果をランキング形式で発表しました。
4位は懐かしの「記録メディア」
調査は2023年1月、10〜24歳の男女を対象に実施。585人から有効回答を得ています。
5位は「生徒の住所と電話番号が記載されている卒業アルバム」です。かつて、卒業アルバムに卒業生や先生の住所、電話番号が記載されていた時代がありました。当時は、同窓会の案内や年賀状を送る際、相手から連絡先を聞き出す手間がかからず、便利だったようですが、2005年に個人情報保護法が施行されたことを境に、多くの学校で住所や電話番号の記載をしなくなったようです。令和を生きるZ世代からすると、都市伝説のようにも感じられる話かもしれません。
4位には「フロッピーディスク」がランクイン。Z世代にとって、記録メディアといえば「USB」や「クラウドストレージ」かもしれませんが、通称「フロッピー」とも呼ばれるフロッピーディスクは1970〜80年代に普及し、1990年代後半まで記録メディアとして利用されていました。パソコンの進化とともに使われなくなり、今では見かける機会もほとんどなくなってしまいましたが、当時使っていた大人世代にとっては懐かしいですよね。
3位は「フラワーロック」。音に反応して動くため、音楽に合わせて花が一人でに踊りだすおもちゃです。「なぜか実家にある」というZ世代もいるのではないでしょうか。1980年代後半から1990年代前半のバブル期にかけて放送されたトレンディードラマの小道具としても使用され、当時の20代を中心に大ヒット。国内外で累計850万個販売されたといいます。
2位は「MD」。1991年ごろに登場した録音メディアで、「ポータブルMDプレーヤーで音楽を聞きながら通学していた」という大人世代にとって、青春時代とともに思い出される懐かしいアイテムの一つです。それまで、録音の主流はカセットテープでしたが、「曲のスキップが可能」「持ち運びしやすい」など便利な点が多いことから、瞬く間にMDが普及しました。お気に入りのCDをレンタルし、MDに録音して、MDケースに曲名をペンで書き、MDプレーヤーで聞く…そんな思い出がある大人世代もきっと多いはず。友達や好きな人とMDを貸し借りしていた人もいるかもしれません。音楽配信サービスの普及により、スマホ一つでいつでも音楽を聞くことができ、プレイリストも作り放題なZ世代からすると、全く想像がつかないかもしれません。
そして、1位に選ばれたのは「PHS」でした。通称「ピッチ」と呼ばれたPHSは、ポケベルの後に登場した画期的な携帯端末です。携帯電話の使用料金が月額1万円以上と高く、「自宅の固定電話で友達と話し、ポケベルで連絡を取る」若者が多かった中、月額使用料2000〜3000円で利用できるPHSが登場すると、若者の間で一気に利用が広まりました。そんなPHSは2021年、一部の法人向けのものを除いてサービスが終了しているため、その存在を知らないZ世代も多いようです。
調査結果を受けて、同社は「Z世代が知らないモノ、ぜひ大人世代の皆さんは懐かしい思い出とともにチェックしてみてください」とコメントを寄せています。
(オトナンサー編集部)
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