東京23区“シングル家賃8万円以下”の「住み続けたい駅」ランキング発表 2位&3位は「東急世田谷線」の駅、1位は?
リクルートが「東京23区シングル家賃8万円以下 住み続けたい駅ランキング」を発表。1位に選ばれた駅とは……。
リクルート(東京都千代田区)の住まい領域の調査研究機関であるSUUMOリサーチセンターが、首都圏に居住している人を対象に実施した「SUUMO住民実感調査2022 首都圏版」において、「都県(地域)×家賃水準別住み続けたい駅ランキング」を集計。「東京23区シングル家賃8万円以下 住み続けたい駅ランキング」を発表しました。
1位は“中央線カルチャー”も味わえる駅
調査は2022年1月、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)に居住している20歳以上の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。34万253人から有効回答を得ています。調査対象は1137駅です。
家賃相場は、同調査結果において、一定の評価(平均評価点70点以上)を得た駅の「シングル向け」を対象に集計。都県(地域)別に、駅の家賃相場の平均値を算出しています。シングル向け家賃相場の条件は、「10平米以上〜40平米未満、ワンルーム・1K・1DK」。なお、今回の「東京23区シングル向け」のランキングでは、平均値9万円より1万円安いお得な駅が紹介されています。
3位は「上町駅」(東急世田谷線、78.24点)、2位は「山下駅」(同、78.41点)です。トップ3に、東急世田谷線沿線の2駅がランクインする結果となりました。シングル向け家賃相場は、上町駅が7万6000円、山下駅が7万4000円です。同沿線は、都心ターミナル主要駅へのアクセスに乗り換えが必要なため、家賃が低廉であるものの、低層住宅地で落ち着いて暮らせる環境です。また、この2駅に加え、同沿線の「松陰神社前駅」などは1人でも気軽に飲みに行ける、若い世代が経営する店が多く、“居場所感”を得られやすい特色もあるようです。
そして、1位に選ばれたのは「南阿佐ヶ谷駅」(東京メトロ丸ノ内線、79.44点)。シングル向け家賃相場は7万2000円でした。会社員以外の「夢追い人」なども多く暮らす街である同駅は、JR中央線の阿佐ヶ谷駅方面に商店街が伸びており、青果店やスーパーなど、大手より地元主体のお店がいくつもあり、暮らしやすい環境です。また、映画館が2つある他、トークライブハウスなど、いわゆる“中央線カルチャー”もしっかり味わえます。
一方、街道から1本入れば低層住宅地が続く静かな街並みに。杉並区役所をはじめ、駅前は整備されており、低層住宅地が続く先には、散歩やジョギングに最適な善福寺川緑地がある緑豊かな地域です。沿線を変えることで、多方面にアクセス可能な高い利便性も持ち合わせている駅といえます。
(オトナンサー編集部)
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