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メディア出演で東出昌大に名誉回復の好機到来か 3つの“追い風”とは

演技力を認めてもらうことで再起を

 まだまだ、「東出さんの顔を見ると嫌悪感を抱く」という人は少なくないようですが、それでも俳優である以上、やはり演技で魅せることが重要であり、少なくとも作品と向き合う誠実な姿勢を見せておきたいところ。もともと、俳優には見たい人だけがお金を払って見る映画や舞台という活躍の場があるため、不祥事からの本格復帰がしやすいところがあります。

 映画での演技が話題になるほど認められたらドラマへの復帰も早まるでしょうし、人生を左右する大騒動を経験したことが、今後の俳優人生にいい影響を及ぼすかもしれません。その意味で、東出さんも所属事務所などの関係者も公開直後から映画の評判が気になっているでしょう。

 前述した「芸能人が本気で考えた! ドッキリGP」でMCを務める東野幸治さんは、ドッキリを仕掛けられた東出さんを見てバンザイし、「東出くんは(ドッキリを)いかないといけないよね」と大笑いしていました。

 ドッキリを仕掛けられたときの姿もまた、俳優である以上、どのように演じるかが大切であり、その点で、戸惑うだけの東出さんは物足りなさを感じさせました。だからこそ、新たな出演の場ではしっかり演じ切ることで名誉回復していきたいところです。

(コラムニスト、テレビ解説者 木村隆志)

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木村隆志(きむら・たかし)

コラムニスト、コンサルタント、テレビ解説者

雑誌やウェブに月間30本前後のコラムを寄稿するほか、「週刊フジテレビ批評」などに出演し、各局のスタッフに情報提供も行っている。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアー、人間関係のコンサルタントとしても活動中。著書に「トップ・インタビュアーの『聴き技』84」「話しかけなくていい!会話術」など。

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