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太るのが気になるけど…飲酒後の「締め」のラーメン、後悔しない食べ方は?

お酒を飲んだ後の「締め」のラーメンは太る可能性があり、「後悔した」という声をよく聞きます。後悔しない食べ方はあるのでしょうか。

締めのラーメン、後悔しない食べ方は?
締めのラーメン、後悔しない食べ方は?

 忘年会など、外でお酒を飲むことが多い季節となりました。お酒を飲んだ後、「締め」にラーメンを食べたくなることが多いと思いますが、太ることを気にして「食べたことを後悔した」という声をよく聞きます。とはいえ、必死に我慢するのも精神的によくないように思います。

「お酒の後、ラーメンを食べたい!」という人のために、後悔しない食べ方を、料理研究家で管理栄養士の関口絢子さんに聞きました。

イノシン酸はアルコール分解を助ける

Q.なぜ、お酒を飲んだ後にラーメンを食べたくなるのですか。

関口さん「お酒を飲むと、肝臓は糖質よりもアルコールの分解を優先し、アルコールを分解するためにエネルギーを使います。エネルギーが必要となる一方で、お酒のつまみには刺し身、焼き鳥、焼き肉、唐揚げ、冷ややっこなど、タンパク質や脂質の多い食べ物が多くて血糖値が上がらないため、体が炭水化物を要求するのです。

さらに、アルコールが抗利尿ホルモンの分泌を抑えるため利尿作用が高まり、飲んだ分の最大1.5倍の水分が排せつされます。そのため、体は多くの水分を要求します。ラーメンには、炭水化物に加えて水分のスープがたっぷりと含まれ、スープには動物性のうま味成分であるイノシン酸が多く含まれています。イノシン酸がアルコールの分解酵素を助けることからも、締めにラーメンが食べたくなるわけです」

Q.「締めにラーメンを食べると太る」とよく言われますが、本当でしょうか。

関口さん「締めのラーメンは太る原因になります。アルコールは1グラムあたり7キロカロリーの熱量があります。炭水化物が4キロカロリー、脂質が9キロカロリーなので、比較的高カロリーです。ビールなら中ジョッキ1杯、日本酒1合で約200キロカロリーと、ご飯1杯分を食べたことになります。しかも、熱として放出しやすいので、体はアルコールで摂取したカロリーを優先的に消費し、食べ物のカロリー消費は滞りやすくなります。

また、アルコールは代謝の関係から体内に脂肪をためやすくする働きがあり、内臓脂肪の増加の懸念があります。アルコールには食欲増進効果もあるので、食べ過ぎも心配です。お酒の量によっても変わりますが、飲んで食べたその時点でも、十分なカロリー摂取となるわけで、さらにラーメンを追加すれば、その分がさらに蓄積されると考えてよいでしょう」

Q.締めにラーメンをどうしても食べたい場合、我慢した方がよいのですか。我慢しなくてもよい場合は、どのような食べ方をすれば後悔せずに済むでしょうか。

関口さん「お酒を飲んだ後のラーメンのおいしさは格別です。いつも我慢ばかりなのも寂しいので、回数をセーブしながら、また翌日の食生活で調整しつつ、たまには好きなものを食べればよいと思います。

後悔しないためには、できれば翌日の胃もたれを考え、ラーメンの種類を選ぶことです。スープは脂が少ないあっさり系を、具材もシンプルなもので。スープに、すりゴマやニンニクを追加すれば、肝臓の働きを助けます。麺の量を腹八分目にできれば、おなかにもそこまで負担になりません。また、お酒を飲むと脱水状態になりやすいので、水も一緒に取りましょう」

Q.「締めにラーメン」というと、一般的に店で食べることを指すと思いがちですが、カップラーメンや即席麺は、締めとしてどうなのでしょうか。

関口さん「お酒を飲んだ後の食事として、無性にカップラーメンやインスタント麺が食べたくなることはあると思います。基本的には、お店で食べる場合と変わりませんが、大盛りサイズでなければ300~400キロカロリー台と多少カロリーは低めです。

しかも、麺にビタミンB1、B2、カルシウムが添加され、糖質や脂質の代謝に配慮された商品も多数あります。締めにラーメンが健康的かといったら『NO』ですが、量や頻度で調整できれば、たまには『YES』だと思います」

Q.締めにラーメンを食べることにどうしても抵抗があるが、何かをおなかに入れたいという人もいるかと思います。

関口さん「しじみのみそ汁は、肝臓を助けるのでよいといわれていますが、みそ汁であれば、アオサ、アサリ、ワカメ、豆腐など、どのような食材でも構いません。みそは、おなかにも優しく吸収のよいタンパク質であり、具材もヘルシーなので、疲れた内臓をいたわり、翌日に影響しません。

そのほか、茶わん蒸し、雑炊、野菜スープなど消化がよく、胃腸に負担がかからない食べ物を選ぶとよいでしょう。もう少し食べ応えを求めるのであれば、ジアスターゼという消化酵素が含まれている、とろろそば、麦とろ飯など山芋を使ったメニューがおすすめです」

(オトナンサー編集部)

関口絢子(せきぐち・あやこ)

料理研究家・管理栄養士・インナービューティースペシャリスト

米国栄養カウンセラー、ヘルスケアプランナー。企業やウェブサイトなどの各種メディアで、レシピやコラム、企画提案などを行う。斬新なアイデアやニーズを捉えた企画が人気を博し、CM用のフードコーディネートやフードスタイリング、商業施設のフードプロデュースなど多岐にわたり活動。「毎日続けられること」をモットーに簡単・おいしい・おしゃれ、かつ美容と健康に直結したレシピを発信。自らの体調不良を食で克服した経験から執筆した著書「キレイになる!フェロモンレシピ」で「食から始めるアンチエイジング」をテーマに、女性が一生輝き続けるための食事法を紹介。セミナーや女性誌の特集で人気を集めている。

■オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/ayako-sekiguchi/
■YouTubeチャンネル「管理栄養士:関口絢子のウェルネスキッチン」(https://www.youtube.com/channel/UC6cZRYwUPyvoeOOb0dqrAug

管理栄養士:関口絢子のウェルネスキッチン

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