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空き巣犯はSNSで「留守宅」を探している…犯罪者への“格好のヒント”となる《SNS投稿》の特徴

すぐできる「旅行中のセキュリティー対策」5つ

 では、旅行を安心して楽しむために、どのような対策を講じればよいのでしょうか。ブリエディスさんが推奨する、今すぐ実践できる5つの習慣をご紹介します。

【(1)旅行中の投稿は、帰宅後にまとめて】

楽しい思い出は、旅行が終わってから投稿するのがおすすめです。リアルタイムの投稿は、自宅が無人であることを示すことになりかねません。

【(2)位置情報スタンプやハッシュタグを使わない】

「#今ここ」「#沖縄旅行中」など、現在地を示すタグやスタンプは避けましょう。投稿に含まれる位置情報が、不用意に第三者へ漏れる可能性があります。

【(3)アプリの位置情報設定を見直す】

スマートフォンの設定で、位置情報の取得を「アプリ使用中のみ許可」または「常に拒否」に設定しましょう。特に使用頻度の少ないアプリは見直しが必要です。

【(4)SNSアカウントは「非公開」に設定】

投稿内容を信頼できる人のみに限定するため、アカウントを非公開にすることをおすすめします。また、フォロワーリストも定期的に見直すようにしましょう。

【(5)海外ではVPNを活用する】

公共Wi-Fi(ホテルや空港、カフェなど)は、通信が傍受されやすいため、VPNサービスの利用が有効です。VPNを使えば、通信内容が暗号化され、IPアドレスや位置情報の漏えいを防ぐことができます。

 SNSでの旅行記録や思い出の共有は、今や日常的な楽しみの一つです。しかし、リアルタイムでの投稿や無防備な位置情報の共有が、犯罪の引き金になる可能性があることは、しっかりと認識しておく必要があります。ブリエディスさんは「SNSの使用をやめる必要はありませんが、『いつ・どこで・誰に』共有するかを見直すことが大切です。自分の位置情報を守ることは、自分の生活全体を守ることにつながります」と話します。

 この夏の思い出を安全に残すために――。投稿ボタンを押す前に、ほんの少しの注意と対策を心がけることが、自分自身と家族を守る第一歩となるでしょう。

(オトナンサー編集部)

【画像】「え、怖っ……」→これが《空き巣犯》が実際にチェックしている「投稿」の特徴です(画像5枚)

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マリユス・ブリエディス

NordVPN 最高技術責任者(CTO)

デジタルセキュリティとプライバシーの分野で世界的に活躍し、NordVPNの最高技術責任者(CTO)を務める。IT業界で培った長年の経験を基に、技術革新とセキュリティ分野の発展をけん引。代表的なプロジェクトである「NordLynxプロトコル」は、WireGuardプロトコルを基に開発され、業界で最速かつ革新的なVPN技術として高い評価を得ている。キャリア初期にはQSTKやPythonを用いたプロジェクトやウェブ開発に携わり、現在はNord Securityで5つのチームを率いて企業の成長に貢献。講演やインタビューを通じてサイバーセキュリティーの知識を広めると同時に、謙虚さを忘れず学び続けることを信条としている。

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