粗悪な「ガストーチ」で引火事故相次ぐ 製品購入時に確認すべきポイントとは
主に海外製の粗悪なガストーチによる引火事故が発生しているとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)がXの公式アカウントで注意を呼び掛けています。

調理やアウトドアの際に「ガストーチ」を使う人もいると思います。そんな中、主に海外製の粗悪なガストーチによる引火事故が発生しているとして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)がXの公式アカウントで注意を呼び掛けています。
製品の不具合が関係する事故が7割
NITEに通知があった製品事故情報によると、ガストーチによる事故は2019年度から2023年度までに129件発生しています。そのうち、製品の不具合が関係する事故が7割(調査中の案件を除く)となっており、特に海外製のガストーチで製品不具合による事故が多く発生しているといいます。O(オー)リングの不具合によるガス漏れで引火したことによる事故が多いということです。
NITEはガストーチの購入時や使用時に気を付けるポイントについて、次のように紹介しています。
【ガストーチ購入時に気を付けるポイント】
■PSLPGマークの表示があるか確認する
PSLPGマークに関する経過措置期間として、2025年2月6日~2026年2月5日までの間はマークがない製品の販売も認められている。
■信頼できるメーカー・販売元かどうか確認する
「国内の連絡先が明記されているか」「装着するカセットボンベなどが指定されているか」「理解できる取扱説明書があるか」など。
【ガストーチ使用時に気を付けるポイント】
・カセットボンベなどに装着する前に製品の点検を行い、装着後に異音や異臭などの異常がないか確認する。
・点火はカセットボンベなどを立てた状態で行う。大きく傾けて異常燃焼が生じた場合、直ちに立てた状態に戻す。
(オトナンサー編集部)
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