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安室奈美恵、滝沢秀明、小林麻耶……自ら表舞台を去る芸能人が増えている理由

飽和状態の芸能界で戦うことに疲れた

 最後に触れておきたいのは、芸能人の多さ。現在の芸能界は、子役からティーン、若手、中堅、ベテランまで全年代の芸能人が、テレビ、映画、雑誌、ネットまで、さまざまなコンテンツに出演しています。

 露出や報酬の多少はさておき、メディアが多様化したことで芸能人としての寿命が延び、スカウトやオーディションに限らずデビュー方法が増えたことで、「上の世代を見ても、下の世代を見ても芸能人ばかり」になりました。特に10代のアイドル、20代の俳優、30代のトップスターは、飽和状態の芸能界で戦うことに疲れ、「楽になりたい」「自由が欲しい」と考えて表舞台を去る人が増えているようです。

 しかし、表舞台から去ったところで、「スターだった」という過去は消えませんし、その姿を追いかけられてしまうこともあるでしょう。芸能記者は「仕事だから」と追いかけたとしても、私たち一般人はそれに流されることなく、プライバシーを尊重したいところです。

(コラムニスト、テレビ解説者 木村隆志)

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木村隆志(きむら・たかし)

コラムニスト、コンサルタント、テレビ解説者

雑誌やウェブに月間30本前後のコラムを寄稿するほか、「週刊フジテレビ批評」などに出演し、各局のスタッフに情報提供も行っている。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアー、人間関係のコンサルタントとしても活動中。著書に「トップ・インタビュアーの『聴き技』84」「話しかけなくていい!会話術」など。

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