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【ヘアアイロン】電源切った後も“高温” 子どもが触れやけどしたケースも 事故防ぐには?

保護者が使用したヘアアイロンを子どもが触り、やけどを負った事故が発生しているとして、国民生活センターがXの公式アカウントで注意を呼び掛けています。

子どもがヘアアイロンに触れ、やけどを負う事故が発生
子どもがヘアアイロンに触れ、やけどを負う事故が発生

 ヘアアイロンは、電源を入れると瞬時に高温になるほか、電源を切った後もすぐには温度が下がらないといわれています。そんな中、保護者が使用したヘアアイロンを子どもが触り、やけどを負った事故が発生しているとして、国民生活センターがXの公式アカウントで注意を呼び掛けています。

電源を切ってから10分以内は温度が下がらず

 国民生活センターによると、同センターと消費者庁が共同運用している「医療機関ネットワーク」には、2019年度以降の約5年間に43件のヘアアイロンによるやけどの事故情報が寄せられており、そのうち、0歳~2歳の子どもの事例が約7割を占めているということです。事故の多くは、保護者などが使用したヘアアイロンを子どもが触ってしまうことによってやけどを負った事例だといいます。

 国民生活センターは、へアアイロンは電源を入れると瞬時に高温になり、電源を切った後でもすぐに温度は下がらないと説明。

 実際に、保護者が180度で使用したヘアアイロンを浴室のドアのタオル掛けに吊るしていたところ、子どもの手に当たってやけどを負った事例があるということです。電源を切ってから5分以内でしたが、子どもの左手背に水疱(すいほう)を認めたといいます。

 同センターがヘアアイロンの温度を測ったところ、ヘアアイロンの電源を入れて約4秒~1分4秒でやけどが生じ得る温度(71度)に達したほか、電源を切った後に71度以下に冷えるまでに平均で10分以上かかったといいます。また、多くの銘柄で加熱面以外の筐体(きょうたい)の温度は71度以上に上昇したということです。

 国民生活センターは、ヘアアイロンによる子どもの事故を防ぐために、次の対策を呼び掛けています。

【ヘアアイロンによる事故を防ぐための対策】
・ヘアアイロンは子どもが近づかない場所に置く。

・ヘアアイロンのプレートやパイプは瞬時に高温になる。加熱面以外も高温になるため、取り扱いには十分注意し、高温部には決して触れないようにする。

・電源を切った後でもすぐに温度は下がらない。特に子どもがいる家庭では、使用後のヘアアイロンが冷めるまでの間は置き場所にも十分注意する。

(オトナンサー編集部)

【画像】使用直後は触っちゃダメ! これが「ヘアアイロン」で子どもがやけどを負った事例です

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