オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

デキるビジネスマンはこう歌う! 喉に優しいカラオケ【発声法編】

「カラオケでストレス発散したいけれど喉に負担はかけたくない」――。そんなあなたにぴったりの発声法があります。

喉を枯らさない発声法「リップロール」のやり方とは…

 「明日は朝から大事な会議だけどカラオケで思い切りストレス発散したい」。会社員であれば多かれ少なかれ、こんな気持ちになることがあるはずです。しかし、喉を枯らしたまま翌朝の会議に臨むことはビジネスマンとして決して良い振る舞いとは言えません。

 今回は国際経済アナリストの傍ら、ボイストレーニング教室を主宰する平田啓さんに、喉を枯らさない発声法「リップロール」について聞きました。

「高音」「きれい」などのメリットも

 平田さんによると、「リップロール」は唇(リップ)を閉じた状態で息を吹いて、唇を震わせる(ロール)発声法でボイストレーニングの基本技術。普通の人でも簡単に挑戦することができ、すぐに効果が出る“便利技”といいます。

 声を枯らさないだけなく「高音を出す」「正しい音程を取る」「きれいな裏声を出す」などのメリットもあるそうですよ。手順は以下のとおりです。

1.上下の歯を少し離したまま口を軽く閉じる
2.息を吸う
3.息を少しずつ吐きながら唇をブルブル振動させる
4.再び息を吸う
5.息を吐いて「ドレミファソファミレド」と音階をつけながら唇を振動させる

 そうは言っても、最初は音階を付けることはもとより唇を振動させることができない人も多いそう。これを克服するには「指を唇の脇に添えることです」(平田さん)。徐々に振動させられるようになったら、手順3~4はスキップしてもオーケーです。

喉声は相手に悪印象を与える

 この発声法を身につけると「喉声」にならずに済むそうです。そもそも、喉声は発声時に喉仏が上がり、口の中の空間が狭まることで響きがなくなった声のこと。喉声で歌うと高音が出にくいため、喉を枯らす原因になります。また同席した相手に息苦しく聞こえてしまうデメリットもあるそうです。

 唇を振動させるだけの発声法が歌の良し悪しに関係するのは「あごに力を入れず、唇をリラックスさせて発声できるから」(平田さん)。ぜひチャレンジしてみましょう。

 次回はカラオケボックスで「注文してはいけないもの」について取り上げます。

(オトナンサー編集部)

平田啓(ひらた・けい)

米国流資産運用アドバイザー・実業家

1993年に外国為替業界に入り、翌年から銀行間通貨オプション取引仲介において業界トップクラスの営業成績を収める。1995年に米ウォール街の金融機関からヘッドハンティングされ渡米。1998年ボストン大学経営大学院に留学。2000年から、現三菱東京UFJ銀行で「通貨オプションディーラー」として高度な金融デリバティブ商品を数多く手掛け、同年、ブルームバーグL.P.にてFX市場分析ツールの開発兼営業に従事、3000人に及ぶ機関投資家をヒアリングする。2005年に株式会社Lavocを設立し、代表取締役就任。専門分野は外国為替を中心とする金融市場分析、国際マクロ経済分析。著書に「FX 誰も教えてくれなかった 外為ディーラーの儲け方」「FX取引入門」など。ほかメディア出演多数。

コメント