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「持ち家」の男性は「賃貸」の男性よりも上手に不倫する(上)

不倫上手は「賃貸派」よりも「持ち家派」

【不倫経験者アンケート~不倫上手なのは賃貸派? 持ち家派?】

      賃貸    持ち家
不倫上手  4人(%)  21人(%)
不倫下手  55人(%) 20人(%)
不倫発覚  59人(%) 41人(%)

・相談者のうち、住居環境(賃貸・持ち家)が判明している人を相談時期が新しい方から100人抽出(「賃貸」の「不倫上手」「不倫下手」、「持ち家」の「不倫上手」「不倫下手」で合計100人)
・「不倫発覚」は「不倫上手」「不倫下手」ではなく、「賃貸」「持ち家」の分類のみ
・すべて不倫経験者の男性
・「不倫上手」は「配偶者に不倫の事実を知られていない」「配偶者に不倫の事実を知られたが、自分もしくは配偶者から離婚を切り出していない」「配偶者から離婚を切り出されたが、1年以内に離婚に至っていない」のいずれかに該当する人
・「不倫下手」は「不倫が発覚し、1年以内に離婚に至った人」

 第1の事実は、妻と彼女のかけ持ちに成功している「不倫上手」は、持ち家派(21%)が賃貸派(4%)の5倍に達していることです。なぜ、賃貸派よりも持ち家派の方が不倫を続けやすいのでしょうか。

 なぜなら、持ち家の存在は「不倫発覚の緩衝材」になるからです。大半のケースでは、「自宅の評価額<住宅ローン」なので、大損を覚悟して売却に踏み切ることは難しいし、今まで慣れ親しんだ部屋や地域、人間関係を捨てるのは惜しい。多くの場合、転居リスクは「賃貸<持ち家」です。妻に、「夫の不倫を許さず離婚し、自宅を失う」「夫の不倫を許して離婚せず、自宅を残す」の二択が用意されたら、どちらを選ぶでしょうか。

 賃貸ならば前者を選びやすく、持ち家ならば後者を選びやすいでしょう。実際のところ、妻が不倫の証拠をつかんだものの、今の生活が惜しくて夫に証拠を突きつけられなかったケースが一定数存在しており、多くは持ち家の家庭です。不倫を指摘しにくい雰囲気を醸成するのも、不倫上手と言われる所以です。「二兎を追う者二兎を得る」のは、賃貸派ではなく持ち家派です。

 第2の事実は、賃貸派は不倫上手(4%)よりも不倫下手(55%)が10倍も多いことです。なぜ、賃貸派は不倫下手が多いのでしょうか。

 不倫下手とは、妻と彼女を同時に愛することができず、天秤にかけて「彼女」を選ぶような薄情男です。これは、「家=女」に例えると一目瞭然でしょう。賃貸派の家は所詮は借り物なので、渡り鳥のごとく、巣から巣へ転々とするのですが、女も同じです。好意を抱き、交際を始め、契りを交わし、入籍を済ませるまではいいでしょう。しかし、薄情な男は女への愛情が冷め、嫌悪感を抱き、攻撃を始め、関係は冷え切ります。

 つまり、妻より魅力的な女が現れれば、妻からその女に乗り換えようとするのです。

 妻と彼女の二股状態(不倫成功)は最初だけ。賃貸派は不倫を始めると自宅に戻らず、彼女の家に入り浸るので、不倫の早期発覚は不可避です。そして自分の方から別れを切り出し、1年以内に離婚が成立して、妻と彼女のかけ持ちは終了するのです(不倫失敗)。賃貸派が、ソフトランディング(離婚回避)ではなくハードランディング(離婚成立)に収束するのは必然です。

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露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

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