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【疑問】野菜&果物の“種” 食べてもOK? 食中毒の恐れは? 注意点を管理栄養士に聞いてみた

野菜や果物の種のうち、食べてもよい種、食べてはいけない種について、管理栄養士に聞きました。

野菜や果物の種は食べても問題ない?
野菜や果物の種は食べても問題ない?

 野菜や果物の調理時に皮と一緒に捨ててしまいがちなのが、種です。中には、種に栄養が多く含まれている野菜や果物もあるといわれています。

 では、どのような野菜や果物の種であれば、食べても問題はないのでしょうか。食べると食中毒を引き起こす可能性のある種はあるのでしょうか。摂取時の注意点について、管理栄養士の桜井このさんに聞きました。

「モロヘイヤ」「リンゴ」の種は摂取NG

Q.野菜の種のうち、食べてもよい種、食べてはいけない種について、それぞれ教えてください。

桜井さん「食べてもよいのは、オクラやカボチャ、ゴーヤ、キュウリ、ピーマン、ナス、トマトなどの種です。

食べてはいけない種はそれほど多くありませんが、モロヘイヤの種や完熟していないゴーヤの種、生のカボチャの種などが挙げられます。特にモロヘイヤは、種やさやの部分に毒が含まれているため、絶対に食べないようにしましょう」

Q.果物の場合はいかがでしょうか。

桜井さん「果物の場合、メロンやスイカ、ブドウ、キウイフルーツ、レモン、オレンジ、ライム、イチゴなどの種は問題なく食べられます。

食べるのを避けた方が良いのは、リンゴやサクランボ、アンズなど、バラ科の果物の種ですね。これらの果物の種には、微量ですが、『アミグダリン』という毒性のある成分が含まれており、体質によっては体調が悪くなる可能性があります。

また、アミグダリンで中毒を起こすと死に至る危険性もありますが、種を数百個ほど摂取しないと中毒を起こす心配はほとんどないため、あまり心配する必要はないでしょう」

Q.食用可能な種をよりおいしく食べる方法について、教えてください。

桜井さん「『ヨーグルトやスムージーなどに入れる』『食感を良くするためにサラダに入れる』『パンやお菓子などを作るときに生地に混ぜてみる』といった方法が考えられますね」

* * *

 近年は「食品ロス」という言葉をよく聞くようになり、「食品を食べ残さない」「野菜や果物の皮は、捨てずに食べ切る」などに取り組んでいる人は多いと思います。野菜や果物を余すことなく食べてみたい場合は、種の摂取にも挑戦してみてはいかがでしょうか。

(オトナンサー編集部)

【画像】毒が含まれているものも…これが食べてはいけない“種”です

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桜井この(さくらい・この)

管理栄養士

管理栄養士歷20年。栄養指導人数5,000人超。総合病院、高齢者施設、産婦人科小児科での勤務の後、栄養士の指導にも従事。現在はフリーの管理栄養士として、個人の栄養・食事相談から企業・飲食店・サロン・スポーツジム等の献立作成まで、幅広い活動を行う。

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