北香那、声優初挑戦は「思っていたより何百倍も難しかった」 一から撮り直しも…
アニメーション映画「ペンギン・ハイウェイ」で、声優に初挑戦した女優の北香那さんにインタビュー。初挑戦の感想や蒼井優さんとの共演などについて聞きました。

女優の北香那さんが、声優に初挑戦したアニメーション映画「ペンギン・ハイウェイ」(石田祐康監督)。同作は、小学4年生のアオヤマ君(北さん)の住む街にある日、ペンギンが現れます。海もない街にペンギンが現れた理由を調べるうちに、歯医者のお姉さん(蒼井優さん)が投げたコーラの缶がペンギンに変わるところを目撃し……というストーリーです。原作は「日本SF大賞」を受賞した森見登美彦さんの同名小説。
オトナンサー編集部では、北さんにインタビューを実施。声優初挑戦の感想や蒼井さんとの共演などについて聞きました。
最初と最後で声が違った
Q.原作を読まれた感想をお願いします。
北さん(以下敬称略)「アオヤマ君がスズキ君たちと遊んでいる時も、ペースを崩さないのがほほえましく、そういう部分ではニヤニヤしながら見ていました。終盤は生きることについて考えたり、最後は泣いたりしてしまいました」
Q.以前から声優に意欲を示されていました。
北「思っていたより何百倍も難しかったです。アニメを見ると当たり前のように吹き込まれている声だけど、やってみたら、語尾が1トーン違うだけで聞こえ方が違ったりして、難しいけどやりがいがあるなと思いました」
Q.初挑戦で男の子の役というのも大変そうですね。
北「普段この声でしゃべらせていただいているので、意識して男の子の声でしゃべるのは難しかったです。演じているうちに声が変わってきて、最初と最後で声が全然違っていたので、一から撮り直しました。アオヤマ君の声にどんどん近づくことができた、と思えた瞬間がうれしかったです」
Q.苦労したシーンを教えてください。
北「こけた時の声がすごく難しくて、苦しい声の出し方が大変でした。私は女性なので、ふとした時の声が女の子になってしまいます(笑)」
Q.声優はまた挑戦したいですか。
北「ぜひやりたいです。次は小さい女の子をやってみたいですね。『ママ~』とか言ってみたいです(笑)幼稚園生くらいの、癖のありそうな子をやってみたいです」
Q.ペンギンを街中で発見したらどうしますか。
北「多分『なんでいるの』と思います。写真を撮り、SNSに載せて世に知らせたいです。きっとニュースになると思うので(笑)私の性格上、行動してしまいます。あとで冷静になり、内緒にしておけばよかったと思うはずです」
Q.熱中していることは何ですか。
北「料理にハマっています。半年前まで全然料理できず、包丁に触れなかったのですが、20歳なので『料理くらいは』とやっていたら、できるようになりました(笑)今は日曜にスーパーで買い物して、1週間で何ができるかみたいなことに挑戦しています」
Q.リフレッシュはどんなことをされていますか。
北「妹が大好きなので、妹に抱きつきます。本当にしんどいことがあると、妹に『ぎゅーして』と言って、ぎゅーしている時ですね」
Q.20歳の仕事の目標を教えてください。
北「これから頑張らないといけないことがたくさんあるので、まずはやることです。何もしなかったらゼロですし。とりあえず前を見て、必死にもがこうと決意しています。息の長い女優さんになれたらいいですね」
アニメーション映画「ペンギン・ハイウェイ」は8月17日(金)全国公開。
(エンタメチーム)
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