自分に合う「シャンプー」を選びたい…どうすればいいの? 美容師が教えるコツ&注意点
自分に合ったシャンプーを選ぶコツについて、美容師が解説します。
スーパーやドラッグストアなどでは、さまざまな種類のシャンプーが販売されていますが、自分に合ったシャンプーがなかなか見つからず、困ったことはありませんか。SNS上では「シャンプーが合わないみたいで、頭皮がかゆい」「(シャンプーが)合わないのか、髪の毛がゴワゴワする」など、シャンプーに関する悩みの声が多く上がっています。
自分に合ったシャンプーを選ぶには、どうしたらよいのでしょうか。シャンプーの種類のほか、自分に合わないシャンプーを使い続けるリスクなどについて、美容師の原木佳祐さんに教えていただきました。
まずは自分の髪質を知ること
Q.自分に合うシャンプーを選ぶポイントについて、教えてください。
原木さん「まずは、自分の髪の硬さを把握しましょう。髪の毛を指に巻き付けて離したとき、すぐにピンっと髪が元に戻るようであれば硬い髪質です。反対に巻き付いたときの跡がそのまま残るようであれば軟毛で、少しだけ形が元に戻るような中間の状態は普通毛です。また、ご自身で把握している人は多いと思いますが、くせ毛か直毛かという特徴も重要です」
Q.髪質とシャンプーの種類の相性は、どのようなパターンがありますか。
原木さん「シャンプーの種類は、主な原材料や成分によって6種類に分けられます。まずは『洗浄力も強いが刺激を感じる可能性もある』のが『高級アルコール(石油)系』『オレフィン系』『せっけん系』の3種類です。洗い上がりがスッキリし皮脂を洗い流す効果も高いため、男性が好む仕上がりかもしれません。
次に、『刺激を感じにくいが洗浄力も穏やか』な『オーガニック系』と『ベタイン系』です。シャンプーの価格としては高価なものが多いですが、成分にこだわり、敏感肌の人も使いやすい製品が多い印象です。
最後に、洗浄力も刺激感も上記の中間ぐらいに位置するのが『アミノ酸系』のシャンプーです。シャンプーの種類と髪質を合わせると、およそ30通りはあることになりますね」
Q.もし髪質に合わないシャンプーを使い続けてしまった場合、どうなってしまうのでしょうか。
原木さん「考えられることとしては、スタイリングがうまく決まらなくなるほか、ボリュームが減ったり、増え過ぎたりするなど、髪がまとまらなくなることがあります。
さらに注意すべきなのは、肌トラブルが起こってしまった場合です。成分が頭皮や髪に合わないことがあると、かゆみや赤み、湿疹などの皮膚障害につながる恐れがあります。もしシャンプーを替えた後に何か違和感があったら、無理に使い続けないようにしましょう」
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自身の髪質と照らし合わせながら、髪の毛にとってもうれしいシャンプーを探してみてはいかがでしょうか。
(オトナンサー編集部)
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