狂犬病、猫引っかき病…「動物由来感染症」 厚労省が重症化リスクのある病気を注意喚起
厚生労働省が、動物から人に感染する「動物由来感染症」に注意するよう、呼び掛けています。
動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深める目的で、9月20日から同月26日は動物愛護管理法で「動物愛護週間」と定められています。そんな中、厚生労働省が、動物から人に感染する「動物由来感染症」に注意するよう、呼び掛けています。
ノミ、マダニの定期的な駆除を求める
厚労省によると、動物由来感染症にかかる経路として、動物のかみ傷や引っかき傷から病原体が侵入する「直接伝播(でんぱ)」とダニやノミなどを通じて病原体が侵入する「間接伝播」があります。
直接伝播では狂犬病や猫ひっかき病、オウム病、エキノコックス症など、間接伝播では重症熱性血小板減少症候群(SFTS)やペスト、デング熱などがそれぞれ該当し、中には重症化リスクのある病気があります。
厚労省は動物を触った後はしっかり手を洗い、飼育用品を扱ったり掃除をしたりするときは、マスクや手袋をするよう呼び掛けています。また、体調不良を感じた場合は早めに医療機関を受診するとともに、ノミやマダニの定期的な駆除を行い、ペットに定期検診を受けさせるよう、求めています。
(オトナンサー編集部)
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