ひやむぎでおなじみの“カラー麺” なぜピンク&緑? そうめんには入っている? 「揖保乃糸」販売元&業界団体に聞く
ひやむぎに混ぜられている色付きの麺がピンク色、緑色の理由について、「揖保乃糸」を販売する、兵庫県手延素麺(てのべそうめん)協同組合の担当者に聞きました。

ひやむぎには、ピンク色の麺や緑色の麺が入れられていることがあります。なぜ数ある色の中からピンク色の麺や緑色の麺が使われているのでしょうか。ひやむぎだけでなく、そうめんにもこうした色付きの麺が入れられることはあるのでしょうか。
「揖保乃糸」を販売する兵庫県手延素麺(てのべそうめん)協同組合(兵庫県たつの市)と乾麺メーカーで構成される、全国乾麺協同組合連合会(東京都中央区)にそれぞれ聞きました。
「紅白でめでたい」「緑は色合いが優しい」
兵庫県手延素麺協同組合によると、「揖保乃糸」のひやむぎには、見た目が似ているそうめんと区別する目的で、以前からピンク色の麺と緑色の麺が2本ずつ、手作業で入れられています。
数ある色の中から、ピンク色の麺と緑色の麺が使われている理由について、担当者は「ひやむぎを盛り付けたときの彩りの良さからピンク色と緑色の麺を使用しています。『紅(ピンク)と白でおめでたい』『緑は色合いが優しい』ことも挙げられると思います」と明かしてくれました。
そうめんと区別する目的でひやむぎにピンク色の麺や緑色の麺が入れられているということですが、そうめんにもこうした色付きの麺が入れられることはあるのでしょうか。
全国乾麺協同組合連合会の担当者は、「事例はそれほど多くありませんが、メーカーによっては、そうめんにピンクや緑などの色付きの麺を入れて販売していることがあります」と、解説。
その上で、「もともとそうめんと区別する目的で、ひやむぎに色付きの麺が入れられていますが、色付きの麺がお子さまに人気なことや、麺の彩りが楽しめることなどから、そうめんに色付きの麺を入れるメーカーが登場するようになりました」と、そうめんに色付きの麺を入れて販売するようになった経緯を述べていました。
スーパーなどでそうめんやひやむぎを購入する際に、どのメーカーが色付きの麺を入れているのかを確認すると、違った発見があって面白いかもしれません。
(オトナンサー編集部)
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