「九州旅行」が最大7割引きに 政府が熊本地震の復興支援策
熊本地震で被害を受けた九州地方の観光産業を支援しようと、政府が特別な助成制度を創設。熊本・大分両県の旅行代金が最大70%安くなる制度で、「九州旅行で復興支援を」と考えている人は利用を検討してみるのもいいかもしれません。
熊本地震で甚大な被害を受けた九州地方。その主要産業である観光産業を支援しようと、政府がこのほど、特別な助成制度を創設しました。被害の大きかった熊本・大分両県を今夏旅行すれば、その代金が最大70%安くなるなど、復興支援と観光を結び付ける取り組みが注目を集めています。
この制度の正式名称は「九州観光支援のための割引付旅行プラン助成制度」で、政府の観光戦略実行推進タスクフォースが5月31日に発表した「九州の観光復興に向けての総合支援プログラム」の中身の1つです。
観光庁によると、同プログラムはまず、国が九州7県に対して180億円の交付金を交付。各県が旅行会社などに割引商品の販売を依頼し、旅行会社はその販売実績に応じて、割引分を助成金として受け取れる、という仕組みです。
期間は1期(7~9月)と2期(10~12月)
旅行の期間は1期(7~9月)と2期(10~12月)。商品の割引率は、熊本・大分両県が1期で平均50%、最大70%、2期で平均25%、最大50%。その他5県が1期で平均20%、最大50%、2期で平均10%、最大40%となっています。
ただし、1人当たりの割引額には上限があり、宿泊のみの旅行商品は予約1件につき2万円まで。交通付き宿泊旅行商品は1泊2日の場合1人2万円、2泊3日以上の場合は1人3万円まで。2県以上で2泊3日以上する周遊型宿泊旅行商品は1人3万5000円が上限となっています。
今年、九州への旅行を考えている人は、利用を検討してみるのもいいかもしれません。
(オトナンサー編集部)
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