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米倉涼子、江口のりこ、松嶋菜々子…今期ドラマで輝く40代女優たち

メインの視聴者層が同世代

 近年、40代の女優がなぜ、重要なポジションで起用されることが増えているのか。田幸さんは「ドラマのメイン視聴者層と同世代であることが大きな理由」と分析します。

「現在のドラマのメイン視聴者層が40~50代でありつつ、SNSでバズるのも、この世代が一番多いと分析しているテレビ局もあるそうです。SNSは若者が使うイメージが強いかもしれませんが、特にツイッターで熱心に発信をしているのは中高年が主で、若者は見るだけで発信しないという人が多いと言われています」

「そんな中高年の視聴者に刺さるのは、同世代の女性の等身大の姿だったり、自分の物語のように親近感を持てる役者です。このようなことからも、近年は40代の女優がメインや、作品の中で重要なポジションを担うことが増えたのではないかと考えられます」

 田幸さんは、女優にとっての「40代」という在り方についても言及しています。

「かつて、40代の女優が演じる役柄といえば、妻や母親役というのが大半を占めていましたが、今はそれだけではありません。現実世界でも、時代の流れとともにバリバリ働く人が増えたように、この世代の女性のいろいろな生き方が作品の中でも描かれるようになったというのが、近年の傾向でもあります」

「女優として、20~30代のときにいろいろな経験をしてきたからこそ、いい味が出せて、脂ののった時期でもあるのが40代です。また、結婚や出産などで一時期、露出が減っていた方々が戻って来るようなタイミングでもあり、同世代のドラマファンにとっては、そういったうれしい側面もあるのではないでしょうか」

(オトナンサー編集部)

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田幸和歌子(たこう・わかこ)

ライター

1973年長野県生まれ。出版社、広告制作会社勤務を経て、フリーランスのライターに。Yahoo!公式コメンテーター「エンタメライター」。週刊誌・月刊誌・ウェブ等で俳優・脚本家・プロデューサーなどのインタビューを手掛けるほか、ドラマコラムをさまざまな媒体で執筆中。エンタメ記事は毎日2本程度執筆。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)、「KinKiKids おわりなき道」「Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき」(いずれもアールズ出版)など。

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