ドイツは自転車ルールが厳格でハンドサイン必須、息子と乗車中に笑われた出来事 「日本もしてほしい」
ドイツの自転車乗車時のルールを描いた漫画が話題に。自転車のルールが厳格なドイツである日、3歳の息子を乗せて自転車を運転中…。

ドイツの自転車乗車時のルールを描いた漫画「ドイツでは自転車のハンドサイン必須!?」がSNS上で話題となっています。自転車専用道があり、曲がる際のハンドサイン必須など自転車のルールが厳格なドイツ。ある日、3歳の息子を乗せて自転車を運転中、ハンドサインを出すと…という内容で「日本ではあまり見かけないですね」「他の国でも手信号をする国がありました」「日本もこれくらいしてほしい」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
このときが初めてのハンドサイン
この漫画を描いたのは、ブロガーとして活動しているぱん田ぱん太(ペンネーム)さん(31)です。ドイツ在住ならではのテーマや日常の出来事を漫画にして、ブログ「ぱんをたずねて2000里ちょい」やインスタグラムで発表しています。
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
ぱん田ぱん太さん「日本とドイツのカルチャーの違いをご紹介できると思ったことがきっかけです。単純に息子の行動がかわいくて、皆さんに見てほしかったのもあり漫画にしました」
Q.息子さんがハンドサインをしたのは、このときが初めてだったのですか。
ぱん田ぱん太さん「このときが初めてでした。残念ながら、このとき以来やってくれませんが…(笑)親のまねをしてくれてうれしかったので、自転車に限らず日常的なマナーなど、子どもの手本になるように私が積極的に見せていかなければならないと思いました」
Q.息子さんは、すべてのハンドサインを覚えているのでしょうか。
ぱん田ぱん太さん「実は私自身もすべてのハンドサインを覚えているわけではないので、息子も『右に曲がる』『左に曲がる』のハンドサインくらいしか覚えていないと思います。ドイツでは、自転車のハンドサインは小学校で教えられることが多いようです」
Q.ハンドサインをしないと注意されることはあるのですか。
ぱん田ぱん太さん「ハンドサインをせずに注意をされたことはないのですが、ドイツでは歩道と自転車道が分かれており、それぞれの道を走らないと注意されることがあります。また、日本とは逆で右側通行なので、左折するために左側を走っていたりすると、やはり注意されることがあります」
Q.全体的に、ドイツの自転車のマナーはよいのでしょうか。
ぱん田ぱん太さん「ドイツは自転車に関するルールがたくさんあり、重要視されています。そのルールをきちんと守る方も多いので、ヒヤッとしたことはありません。マナーはかなりいい方だと思います。私も自分や他人の安全を守るよう、気を付けて運転しています」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
ぱん田ぱん太さん「日本で自転車に関してヒヤッとしたことがある方々から、『日本よりもマナーがよさそうでうらやましい』とうれしい反応を頂いています。日本でもドイツのようにもっと厳格なルールやマナーが広がり、みんなが安心して過ごせるといいのになあと思いました」
(オトナンサー編集部)
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